特許
J-GLOBAL ID:201603002729184210

現場打ちコンクリートへのプレストレスの導入方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塩田 康弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-074971
公開番号(公開出願番号):特開2016-194223
出願日: 2015年04月01日
公開日(公表日): 2016年11月17日
要約:
【課題】緊張材が内部に配置され、端部が端面から突出したプレキャストコンクリート部材を隣接する支持部材間に架設した後、支持部材上に現場で打設される接合部コンクリート中に埋設される緊張材を利用して接合部コンクリートにプレストレスを導入する。【解決手段】プレキャストコンクリート部材1の軸方向の端面から突出した緊張材3の端面側端部32を、緊張材3に張力が付与された状態でプレキャストコンクリート部材1の定着板5、もしくは被定着材6に定着具7を用いて定着させると共に、被定着材6を用いて定着具7の定着板5側への移動を拘束し、接合部コンクリート4が強度を発現した後、被定着材6による定着具7の拘束を解除して定着具7の定着板5側への移動を生じさせ、接合部コンクリート4にプレストレスを導入する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
軸方向に沿い、周面における付着がない状態で内部に緊張材が配置され、この緊張材の軸方向の端部が突出したプレキャストコンクリート部材を、このプレキャストコンクリート部材の軸方向両端部に位置する支持部材間に架設し、このプレキャストコンクリート部材の軸方向の端面から突出した前記緊張材の突出区間を前記支持部材上に現場で打設される接合部コンクリート中に埋設する方法であり、 前記突出区間は前記プレキャストコンクリート部材の端面から、前記緊張材の前記接合部コンクリート中への定着のための定着長さを有し、この突出区間の前記プレキャストコンクリート部材寄りの端面側端部を、前記緊張材に張力が付与された状態で前記プレキャストコンクリート部材の端面、もしくは前記プレキャストコンクリート部材内の端面付近に配置された定着板に、もしくはこの定着板の前記突出区間側に重なる被定着材に定着具を用いて定着させると共に、前記被定着材を用いて前記定着具の前記定着板側への移動を拘束し、 前記支持部材上の、前記定着具と前記被定着材を除いた領域に前記接合部コンクリートを打設し、この接合部コンクリートが、前記緊張材に付与されている張力が失われない程度の強度を発現した後、前記被定着材による前記定着具の拘束を解除して前記定着具の前記定着板側への移動を生じさせ、前記突出区間の、前記プレキャストコンクリート部材の反対側の先端部を前記接合部コンクリート中に定着させたまま、前記端面側端部を前記プレキャストコンクリート部材の端面より軸方向中間部側へ移動させ、前記接合部コンクリートにプレストレスを導入することを特徴とする現場打ちコンクリートへのプレストレスの導入方法。
IPC (2件):
E01D 21/00 ,  E01D 1/00
FI (2件):
E01D21/00 B ,  E01D1/00 D
Fターム (6件):
2D059AA05 ,  2D059AA41 ,  2D059BB39 ,  2D059CC03 ,  2D059DD27 ,  2D059GG55

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