特許
J-GLOBAL ID:201603002761263920
NdとDyの分離、回収方法
発明者:
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出願人/特許権者:
,
代理人 (2件):
阿仁屋 節雄
, 奥山 知洋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-018984
公開番号(公開出願番号):特開2016-156089
出願日: 2016年02月03日
公開日(公表日): 2016年09月01日
要約:
【課題】作業工程を簡素化しつつも、回収される希土類元素の品質を向上させる技術を提供する。【解決手段】資源から鉄、ホウ素、及びNdとDyを酸溶液である水相溶液へと溶出させる溶出工程と、ゲーサイト及び水酸化鉄(III)を水相溶液から分離する脱鉄工程と、水相溶液中のDyを有機相溶液へと選択的に抽出する正抽出工程と、有機相溶液中のDyをDy抽出用溶液へと選択的に抽出する逆抽出工程と、Dy抽出用溶液を濃縮させることによりDy金属塩を生成するDy金属塩生成工程と、Dy金属塩からDyを電解析出させるDy電解析出工程と、を順に行う。その一方で、逆抽出工程の後の水相溶液中のホウ素を選択的に除去するホウ素分離工程と、当該水相溶液を濃縮させることによりNd金属塩を生成するNd金属塩生成工程と、Nd金属塩からNdを電解析出させるNd電解析出工程と、を順に行う。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ネオジム(Nd)とジスプロシウム(Dy)を電解析出させることにより、鉄、ホウ素、及びNdとDyを含有する資源からNdとDyを分離、回収する方法であって、
資源から鉄、ホウ素、及びNd、Dyを酸溶液である水相溶液へと溶出させる溶出工程と、
ゲーサイト及び水酸化鉄(III)を前記水相溶液から分離する脱鉄工程と、
前記水相溶液中のDyを有機相溶液へと選択的に抽出する正抽出工程と、
前記有機相溶液中のDyをDy抽出用溶液へと選択的に抽出する逆抽出工程と、
前記Dy抽出用溶液を濃縮させることによりDy金属塩を生成するDy金属塩生成工程と、
前記Dy金属塩からDyを電解析出させるDy電解析出工程と、
を順に行い、且つ、
前記逆抽出工程の後の前記水相溶液中のホウ素を選択的に除去するホウ素分離工程と、
前記ホウ素分離工程後の水相溶液を濃縮させることによりNd金属塩を生成するNd金属塩生成工程と、
前記Nd金属塩からNdを電解析出させるNd電解析出工程と、
を順に行うことを特徴とする、NdとDyの分離、回収方法。
但し、前記有機相溶液は、酸性有機リン酸化合物又はトリフルオロ基を置換基とするβ-ジケトン化合物により構成されるキレート抽出剤を含有し、前記Dy抽出用溶液は、イオン液体を構成可能な疎水性アニオン種を含有する酸媒体により構成されるものである。
IPC (6件):
C22B 59/00
, C22B 3/06
, C22B 3/26
, C22B 3/38
, C22B 3/44
, C25C 1/22
FI (6件):
C22B59/00
, C22B3/06
, C22B3/26
, C22B3/38
, C22B3/44 101A
, C25C1/22
Fターム (23件):
4K001AA10
, 4K001AA39
, 4K001BA22
, 4K001CA01
, 4K001CA02
, 4K001CA03
, 4K001CA15
, 4K001DB02
, 4K001DB21
, 4K001DB22
, 4K001DB23
, 4K001DB29
, 4K001DB31
, 4K001DB34
, 4K001DB35
, 4K001DB36
, 4K058AA21
, 4K058BA26
, 4K058BB04
, 4K058CA10
, 4K058CA14
, 4K058FC07
, 4K058FC14
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (1件)
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