特許
J-GLOBAL ID:201603003191341481

電解槽の安全かつ経済的な運転方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人北青山インターナショナル
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-520554
特許番号:特許第6027106号
出願日: 2012年07月03日
請求項(抜粋):
【請求項1】塩素アルカリ電解に用いられる電解槽の運転方法において、次のステップ、すなわち、 a)安全かつ経済的な比エネルギー消費量運転範囲を決定するステップであって、比エネルギー消費量の変化が、セル要素(2)に関わる運転パラメータに応じて、特に、温度および/または陽極の電解質濃度および/または陰極の電解質濃度に応じて、かつ、時間非依存の電流変化に応じて生じ、 単位kWh/t生成物の前記比エネルギー消費量は、電圧Uから、次の関係式、 EV=U/(F×S) [但し、Fは、[t/kAh]の単位を有する生成物固有のFaraday定数を表し、これは、モルFaraday定数と、生成物のモル質量との商によって形成され、Sは、使用される膜の電流効率を表し、次の関係式、 S=P1-(P2/I)×(QA×dA×cA)/N+(0.5-yO2)×P3 (但し、Iは単位[kA]の電解電流、QAは前記セル要素に供給される単位[L/h]の酸の容積流量、dAは単位[kg/L]の酸の密度、cAは単位[kg/kg]の使用される酸の質量濃度、yO2は単位[kg/kg]の陽極生成物ガス中の酸素含有量、P1は、好ましくは98.5%〜99.5%、最も好ましくは98.9%〜99.1%である経験的に定められるパラメータ、P2は、好ましくは50〜100%kg/kAh、最も好ましくは70〜90%kg/kAhである経験的に定められるパラメータ、P3は、好ましくは2.0%〜3.0%、最も好ましくは2.4%〜2.6%である経験的に定められるパラメータである)によって記述される)] によって計算される、ステップと、 b)前記セル要素(2)の電流効率を経時的に測定し、かつ、前記セル要素(2)の測定された1つの電圧による比エネルギー消費量を経時的に計算するステップと、 c)ステップb)において決定された比エネルギー消費量を前記セル要素(2)に関わる運転パラメータについて正規化するステップと、 d)ステップc)において正規化された比エネルギー消費量間の比エネルギー消費量変化を決定するステップと、 e)ステップc)において決定された比エネルギー消費量および/またはステップd)における比エネルギー消費量変化を、ステップa)における比エネルギー消費量および比エネルギー消費量変化と比較するステップと、 を含む、ことを特徴とする方法。
IPC (1件):
C25B 15/02 ( 200 6.01)
FI (1件):
C25B 15/02 302

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