特許
J-GLOBAL ID:201603003223670148
項目応答理論に基づいて多数の受験者の能力値を推定するコンピューティング
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
一色国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-264102
公開番号(公開出願番号):特開2016-126029
出願日: 2014年12月26日
公開日(公表日): 2016年07月11日
要約:
【課題】能力値の推定に無関係となる試験問題が発生しないようにし、また、すべての試験問題の採点結果に基づいてより尤度の高い能力値を算定できるようにすることができるコンピューティングの方法を提供する。【解決手段】2回目の能力値計算の対象となった難易度なし問題について2回目の質判定処理を実行し、基準外問題を特定する。質判定処理により基準外問題と判定された問題数がゼロまたは所定数以下である場合は最後の能力値計算を行う。最後の能力値計算では、当初から難易度が付いていたm問と、直前の質判定処理により基準内問題と判定されたX問と、各質判定処理により基準外問題と判定された複数問の合計M問を対象とし、N人の受験者の採点結果から得た全M個の問題ごとの正答率と、m問の難易度と、直前の能力値計算で上記X問に付与された難易度とに基づいて能力値計算を行い、N人の受験者の能力値を算定する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
つぎの事項(1)〜(8)により特定されるコンピューティングの方法。
(1)複数Mの問題を複数Nの受験者に回答させて得られた各受験者の各問題ごとの正答および誤答を表す採点結果を項目応答理論の1パラメータロジスティックモデルを適用したIRTシステムで処理し、各受験者の能力値を推定する方法であること
(2)M個の試験問題のうち、m個の問題にはあらかじめ難易度が付いており、他の問題には難易度は付いていないこと
(3)N人の受験者の採点結果から得たM個の問題ごとの正答率と、m問の難易度とを前記IRTシステムに入力して1回目の能力値計算を行い、難易度なし問題の難易度と、N人の受験者の能力値を算定すること
(4)上記難易度なし問題について前記IRTシステムにより1回目の質判定処理を実行し、基準外問題を特定すること
(5)M個の問題から基準外問題と判定された問題を除いた問題を対象として、N人の受験者の採点結果から得た当該対象問題ごとの正答率と、m問の難易度とを前記IRTシステムに入力して2回目の能力値計算を行い、対象となった難易度なし問題の難易度と、N人の受験者の能力値を算定すること
(6)2回目の能力値計算の対象となった難易度なし問題について前記IRTシステムにより2回目の質判定処理を実行し、基準外問題を特定すること
(7)質判定処理により基準外問題と判定された問題数がゼロまたは所定数以下である場合は最後の能力値計算を行い、そうでない場合は、基準外問題と判定される問題数がゼロまたは所定数以下になるまで対象を絞り込みながら上記の処理(5)および(6)繰り返すこと
(8)最後の能力値計算では、当初から難易度が付いていたm問と、直前の質判定処理により基準内問題と判定されたX問と、各質判定処理により基準外問題と判定された複数問の合計M問を対象とし、N人の受験者の採点結果から得た全M個の問題ごとの正答率と、m問の難易度と、直前の能力値計算で上記X問に付与された難易度とを、前記IRTシステムに入力して能力値計算を行い、N人の受験者の能力値を算定すること
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (1件):
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