特許
J-GLOBAL ID:201603003667548756

植物における遺伝連鎖を解消するための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 池田 成人 ,  酒巻 順一郎 ,  野田 雅一 ,  山口 和弘
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-550353
公開番号(公開出願番号):特表2016-503653
出願日: 2013年12月20日
公開日(公表日): 2016年02月08日
要約:
本開示は、植物の分野に関し、特に、植物育種及び植物遺伝学の分野に関する。より詳細には、本開示は、植物の性質の改善において有用となり得る発明的方法論に関与する。特に、本発明は、リンケージドラッグの解消において有用となり得る。本明細書に開示されている方法によって得られる植物及び植物部分も提供される。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
植物又は植物細胞における第1の植物染色体上に存在する第1の遺伝子座Aと第2の遺伝子座Bとの間の遺伝連鎖を解消するための方法であって、 染色体上における前記第1の遺伝子座Aの位置と前記第2の遺伝子座Bの位置とを含むこれらの間の(減数分裂)組換えが抑制されており、 (a)前記第1の遺伝子座A及び前記第2の遺伝子座Bを含む前記第1の染色体を含み、少なくとも第2の染色体を更に含む少なくとも1個の植物細胞を用意するステップであり、前記染色体が、互いに相同又は同祖染色体であるステップと、 (b)第1の染色体に二本鎖切断を導入するサブステップであり、第1の染色体における二本鎖切断が、前記第1の遺伝子座Aと前記第2の遺伝子座Bとの間に導入され、これによって、第1の遺伝子座Aを含む第1の染色体における第1の部分及び第2の遺伝子座Bを含む第1の染色体における第2の部分を生じさせるサブステップ、及び 第2の染色体に二本鎖切断を導入し、これによって、第2の染色体における第1の部分及び第2の染色体における第2の部分を生じさせるサブステップ を含むステップと、 (c)必要に応じて、ステップ(b)によって得られた少なくとも1個の植物細胞を用いて、第1の染色体における第1の遺伝子座Aと第2の遺伝子座Bとの間の遺伝連鎖が解消され、更に、第1の遺伝子座Aを含む第1の染色体における第1の部分が、第2の染色体における第2の部分にライゲーションされた、少なくとも1個の植物細胞を同定するステップと を含み、 第1の染色体における二本鎖切断及び/又は第2の染色体における二本鎖切断が、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、メガヌクレアーゼ、TALエフェクターヌクレアーゼ及びCas9/crRNA/tracrRNA CRISPRシステムからなる群から選択されることが好ましい、少なくとも1種の部位特異的ヌクレアーゼによって導入される、方法。
IPC (3件):
A01H 1/00 ,  C12N 15/09 ,  C12N 15/00
FI (3件):
A01H1/00 A ,  C12N15/00 A ,  C12N15/00
Fターム (12件):
2B030AA02 ,  2B030AB04 ,  2B030CA17 ,  2B030CB02 ,  4B024AA08 ,  4B024CA01 ,  4B024CA03 ,  4B024CA11 ,  4B024CA20 ,  4B024DA01 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11

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