特許
J-GLOBAL ID:201603004043786497

車両用マッドガードの製造方法と、これに用いる塗装マスキング治具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人岡田国際特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-195117
公開番号(公開出願番号):特開2014-051124
特許番号:特許第5972720号
出願日: 2012年09月05日
公開日(公表日): 2014年03月20日
請求項(抜粋):
【請求項1】車両ボディのホイールアーチ部の後下端部を覆うようにして装着される熱可塑性エラストマー材料を用いて射出成形されるマッドガード本体と、このマッドガード本体の意匠外面に形成された塗装膜とを備え、 前記マッドガード本体は、前記ホイールアーチ部の後下端部の前側に装着されて前記ホイールアーチ部の後下端部の車幅方向に沿って延びる下部と、この下部の車外側部から上方に沿って延びる立上り部とを有して側面形状が鉤形をなしかつ前記ホイールアーチ部の後下端部の前側を覆う基部と、 前記基部の外周縁から前記車両ボディの外側面に向けて連結部を介して形成されると共に、下部及び立上り部を有して側面形状が鉤形をなし、かつ前記ホイールアーチ部の後下端部に対応する前記車両ボディの外側面を覆う装飾部と、 前記基部の外周縁と前記連結部との境界部で前方に向けて突出された突条部と、 を有し、 前記塗装膜は、前記突条部と、この突条部の外周側部分の前記連結部及び前記装飾部との外表面に形成され、 前記突条部の内周側部分の基部の外表面は、塗膜層が施されていない非塗装面とされている車両用マッドガードの製造方法であって、 熱可塑性エラストマー材料を用いて射出成形されたマッドガード本体を準備し、 その後、前記マッドガード本体の装飾部と連結部と突条部とのそれぞれの外表面を露出させた状態で、前記マッドガード本体の基部の外表面及び内表面を覆うようにして前記マッドガード本体に塗装マスキング治具を装着するマスキング工程と、 前記装飾部と前記連結部と前記突条部とをそれぞれ塗装して前記装飾部と前記連結部と前記突条部とのそれぞれの外表面に塗装膜を形成する塗装工程と、 を備え、 前記塗装マスキング治具は、前記マッドガード本体の基部の外表面側に装着されるベース部材と、前記基部の内表面側に装着されるキャップ部材とを備え、 前記ベース部材は、前記マッドガード本体の基部の外表面側に装着されたときに前記基部の外表面を覆うベース本体と、 前記ベース本体の外周縁から延出され、かつ前記基部の外周縁に対応する外周縁形状に形成された外側フランジと、 前記ベース本体の内表面から突出され、かつ前記基部の内周縁の端面と対向する内側壁部と、 前記ベース部材を前記マッドガード本体の基部に位置決めして着脱可能に装着する位置決め固定部と、 を有し、 前記キャップ部材は、前記基部の内表面側に装着されたときに前記基部の内表面の少なくとも一部を覆うキャップ本体と、 前記キャップ本体の内周縁に沿って形成され、前記基部の内表面側に装着されたときに前記基部の内周縁と前記ベース部材の内側壁部との間を覆うカバー部と、 前記キャップ部材を前記マッドガード本体の基部又は前記ベース部材のベース本体に位置決めして着脱可能に装着する位置決め固定部と、 を有し、 前記マッドガード本体の基部の外表面側に前記ベース部材が装着され、内表面側に前記キャップ部材が装着されたとき、 前記ベース部材が、そのベース本体及び外側フランジによって前記基部の外表面のうち前記突条部よりも内周側の部分を覆いかつ前記突条部を露出させた状態で前記基部に装着され、 前記キャップ部材が、そのキャップ本体によって前記基部の内表面の少なくとも一部を覆い、前記カバー部によって前記基部の内周縁と前記ベース部材の内側壁部との間を覆った状態で前記マッドガード本体の基部又は前記ベース部材のベース本体に装着される、ことを特徴とする車両用マッドガードの製造方法。
IPC (3件):
B62D 25/18 ( 200 6.01) ,  B05D 1/32 ( 200 6.01) ,  B05B 15/04 ( 200 6.01)
FI (3件):
B62D 25/18 A ,  B05D 1/32 E ,  B05B 15/04 102
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平1-270973
  • 特開昭63-151587
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-270973
  • 特開昭63-151587

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