特許
J-GLOBAL ID:201603005699377360

機能欠損型グルコラファサチン合成酵素遺伝子及びその利用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田邉 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-226635
公開番号(公開出願番号):特開2016-086761
出願日: 2014年11月07日
公開日(公表日): 2016年05月23日
要約:
【課題】大根加工食品等における風味劣化、沢庵臭の発生、及び黄変化等の品質劣化の問題を根本的に解決する技術に関して、グルコラファサチン欠失性を示すダイコン系統を、短期間で且つ高い精度にて作出可能とする技術を提供することを目的とする。【解決手段】(A)グルコラファサチン合成酵素遺伝子を構成するエクソン内に、コード蛋白質における2オキソグルタル酸-鉄(II)依存性オキシゲナーゼドメインの全部又は一部の欠失を伴う変異を有する特徴、(B)野生型遺伝子のコーディング領域に相当する領域に存在する変異の数が、野生型遺伝子のコーディング領域の塩基数の5%以下である特徴、及び(C)ダイコンゲノムにおけるグルコラファサチン合成酵素遺伝子座が当該機能欠損型遺伝子のホモ型となった場合に、肥大根部のグルコラファサチンを欠失又は実質的に欠失する特徴、を有する機能欠損型グルコラファサチン合成酵素遺伝子。【選択図】 図10
請求項(抜粋):
下記(A)、(B)、及び(C)に記載の特徴を有する、機能欠損型グルコラファサチン合成酵素遺伝子; (A)下記(a1)に記載の遺伝子を構成するエクソン内に、コード蛋白質における2オキソグルタル酸-鉄(II)依存性オキシゲナーゼドメインの全部又は一部の欠失を伴う変異を有する特徴、 (a1)配列番号5に記載のアミノ酸配列又は当該アミノ酸配列と95%以上の配列相同性を示すアミノ酸配列、からなる蛋白質をコードする遺伝子であって、グルコエルシンからグルコラファサチンへの合成反応に関与する蛋白質をコードする遺伝子、 (B)当該機能欠損型グルコラファサチン合成酵素遺伝子において、配列番号2に記載の塩基配列からなる遺伝子のコーディング領域に相当する領域に存在する置換、挿入、及び/又は欠失による変異の数が、配列番号2に記載の塩基配列からなる遺伝子のコーディング領域を構成する塩基数の5%以下である特徴、 (C)ダイコンゲノムにおけるグルコラファサチン合成酵素遺伝子座が当該機能欠損型グルコラファサチン合成酵素遺伝子のホモ型となった場合に、肥大根部のグルコラファサチン含量が3μmоl/g以下となる特徴。
IPC (10件):
C12N 15/09 ,  C12Q 1/68 ,  A01H 1/00 ,  C12N 9/02 ,  A01H 5/00 ,  A01H 5/02 ,  A01H 5/04 ,  A01H 5/06 ,  A01H 5/10 ,  A01H 5/12
FI (10件):
C12N15/00 A ,  C12Q1/68 A ,  A01H1/00 Z ,  C12N9/02 ,  A01H5/00 Z ,  A01H5/02 ,  A01H5/04 ,  A01H5/06 ,  A01H5/10 ,  A01H5/12
Fターム (42件):
2B030AA02 ,  2B030AB03 ,  2B030AD08 ,  2B030AD16 ,  2B030AD20 ,  2B030CA01 ,  2B030CA04 ,  2B030CA08 ,  2B030CA17 ,  2B030CB02 ,  4B024AA08 ,  4B024AA11 ,  4B024BA79 ,  4B024CA01 ,  4B024DA01 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024GA25 ,  4B024HA08 ,  4B050CC04 ,  4B050DD09 ,  4B050EE10 ,  4B050LL03 ,  4B063QA05 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ04 ,  4B063QQ22 ,  4B063QQ42 ,  4B063QR02 ,  4B063QR32 ,  4B063QR42 ,  4B063QR50 ,  4B063QR55 ,  4B063QR62 ,  4B063QR73 ,  4B063QR78 ,  4B063QS25 ,  4B063QS28 ,  4B063QS34 ,  4B063QS36 ,  4B063QS39 ,  4B063QX02
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • <URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/378610930/>

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