特許
J-GLOBAL ID:201603011895931511

防眩性フィルム、偏光板及び画像表示装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 安富国際特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-166350
公開番号(公開出願番号):特開2014-026122
特許番号:特許第5974709号
出願日: 2012年07月26日
公開日(公表日): 2014年02月06日
請求項(抜粋):
【請求項1】面内に複屈折率を有する光透過性基材の一方の面上に、表面に凹凸形状を有する防眩層を有する防眩性フィルムを備えた画像表示装置であって、 前記防眩性フィルムは、画像表示装置の表面に配置して用いられ、 前記防眩層は、シリカ微粒子、有機微粒子及びバインダー樹脂を含有し、 前記シリカ微粒子は、凝集体を形成して前記防眩層中に粗密に含有されたものを有し、 前記シリカ微粒子の凝集体は、前記有機微粒子の周囲に密に分布しており、該有機微粒子の周囲に密に分布したシリカ微粒子の凝集体の一部は、前記有機微粒子の表面に付着及び/又は前記凝集体を構成するシリカ微粒子のうちの一部が前記有機微粒子の内部に含浸しており、 前記光透過性基材の屈折率が大きい方向である遅相軸が、前記画像表示装置の表示画面の上下方向と平行に配置され、 前記光透過性基材は、屈折率が大きい方向である遅相軸方向の屈折率(nx)と、前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx-ny)が、0.05以上である ことを特徴とする画像表示装置。 なお、前記「防眩層中で粗密に分布している」とは、前記防眩層には、前記シリカ微粒子の凝集体が密に分布している領域(電子顕微鏡(TEM、STEM等の透過型が好ましい)にて倍率1万倍の条件で防眩層の厚み方向の任意の断面を観察したときに、2μm四方の観察領域に占めるシリカ微粒子の凝集体の面積割合が5%以上である領域)と、前記シリカ微粒子の凝集体が粗に分布している領域(電子顕微鏡(TEM、STEM等の透過型が好ましい)にて倍率1万倍の条件で防眩層の厚み方向の任意の断面を観察したときに、2μm四方の観察領域に占めるシリカ微粒子の凝集体の面積割合が1%未満である領域)が複数存在していることを意味する。 なお、前記「有機微粒子の周囲に前記シリカ微粒子の凝集体が密に分布している」とは、電子顕微鏡(TEM、STEM等の透過型が好ましい)にて倍率2万倍の条件で防眩層の厚み方向の前記有機微粒子が観察される断面を顕微鏡観察したときに、前記有機微粒子から200nm外側の円周内でかつ前記有機微粒子を除いた領域に占めるシリカ微粒子の凝集体の面積割合が10%以上である状態を意味する。 なお、前記「前記光透過性基材の屈折率が大きい方向である遅相軸が、前記画像表示装置の表示画面の上下方向と平行に配置される」とは、前記遅相軸が、前記表示画面の上下方向に対して±45°未満の範囲で防眩性フィルムが画像表示装置に配置された状態を意味する。また、前記「画像表示装置の表示画面の上下方向」とは、前記画像表示装置を表示画面が床面に対して垂直となるように設置した場合における該表示画面の上下方向、すなわち、前記表示画面の床面に対して垂直な方向を意味する。
IPC (3件):
G02B 5/02 ( 200 6.01) ,  G02B 5/30 ( 200 6.01) ,  G02F 1/1335 ( 200 6.01)
FI (3件):
G02B 5/02 B ,  G02B 5/30 ,  G02F 1/133 510
引用特許:
出願人引用 (9件)
全件表示
審査官引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る