特許
J-GLOBAL ID:201603012245118782

データ解析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-059502
公開番号(公開出願番号):特開2016-180599
出願日: 2015年03月23日
公開日(公表日): 2016年10月13日
要約:
【課題】複数のサンプル群の間における同じ物質の存在量の差を、定量的に且つ視覚的に把握し易く表示する。【解決手段】二つのサンプル群に含まれるマススペクトルデータから群毎にピークマトリクスを作成したあと(S1、S2)、一方のサンプル群を標準群とし、該群のピーク毎にピーク値の平均値と標準偏差を算出し、平均値が0、標準偏差が±1になるようにスケーリングする(S3)。他方のサンプル群においてピーク毎にデータ値の平均値と標準偏差を算出したら、その平均値と標準偏差を標準群の標準化に用いたスケーリング係数でスケーリングする(S4)。そして、スケーリング後の[平均値]±[標準偏差]を示す棒グラフを、横軸をm/z、縦軸をスケーリング後のピーク値としたグラフに配置する(S5)。こうして作成及び表示されるグラフでは標準群における[平均値]±[標準偏差]が統一されているので、ピーク間の存在量の差などの比較が容易になり、一方の群に特異的に出現するピークの抽出が容易になる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
各々が複数の検体や試料を含む複数の群について、その複数の群の間で検体や試料における着目している要素の存在や発現の程度の差を要素毎に調べるために、各検体や試料に対して得られているデータを解析するデータ解析装置であって、 a)標準とする一つの群に含まれる複数の検体や試料に対して各々得られているデータを用い、着目している要素毎に、その要素に対応するデータ値に基づく所定の統計量をそれぞれ所定の値にスケーリングすることにより、その群において着目している要素についてのデータ値に基づく所定の統計量をそれぞれ要素間で揃える標準群標準化処理部と、 b)前記標準とする一つの群以外の他の群に含まれる複数の検体や試料に対して得られているデータを用い、前記着目している要素毎に、その要素に対応するデータ値に基づく所定の統計量を、前記標準群標準化処理部におけるスケーリングの際に用いられたスケーリング係数を用いてスケーリングする比較群スケーリング実行部と、 c)前記着目している要素のそれぞれについて前記比較群スケーリング実行部でスケーリングされたあとの所定の統計量を示すグラフを縦方向又は横方向に延伸するように配置し、且つ、異なる要素同士の前記所定の統計量を示すグラフを横方向又は縦方向に並べて描画する表示処理部と、 を備えることを特徴とするデータ解析装置。
IPC (1件):
G01N 27/62
FI (2件):
G01N27/62 D ,  G01N27/62 Y
Fターム (6件):
2G041CA01 ,  2G041FA10 ,  2G041LA08 ,  2G041MA02 ,  2G041MA03 ,  2G041MA04

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