特許
J-GLOBAL ID:201603013179015469

低温用比較校正装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 健一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-070411
公開番号(公開出願番号):特開2016-191566
出願日: 2015年03月30日
公開日(公表日): 2016年11月10日
要約:
【課題】123Kから223Kの範囲の任意の温度において、基準温度計と比較校正を行うための装置であって、動的機器を使用せず、小型でかつ基準温度計と被校正温度計の取替えが簡単にできる装置を提供する。【解決手段】冷却源として液体酸素または液体窒素の液化ガス13を、加熱機構として電気ヒータ7を用い、電気ヒータ7の内側に熱伝導率の高い金属を材質とする温度校正ブロック6を設け、電気ヒータ7および温度校正ブロック6と液化ガス13とを筒状断熱材5で隔てた低温用比較校正装置1とした。比較校正は、温度校正ブロック6の温度を電気ヒータ7により比較校正温度とし、同ブロック6の有底挿入孔61に挿入した基準温度計14と被校正温度計15の出力を測定することにより行われる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
基準温度計を基準として被校正温度計を比較校正する低温用比較校正装置であって、 内部が真空断熱または断熱材により外部と断熱され、上部開口が設けられた断熱容器と、 金属を材質とし、底部が密閉された有底筒形状で、底部外面が前記断熱容器の内側底面に接し、上部は該断熱容器の上部開口内面と密接しない状態で略接して、該断熱容器に略鉛直に載置された断熱材設置筒と、 筒形状で、外側面が前記断熱材設置筒の内側面と接する状態で、前記断熱材設置筒の底部から少なくとも前記断熱容器の上部開口上端近傍の高さ範囲に取り付けられた筒状断熱材と、 熱伝導率の高い金属を材質とし、前記筒状断熱材の内側の下部に設けられ、略鉛直方向に形成された複数の有底挿入孔を有する温度校正ブロックと、 該温度校正ブロックの外側面に、少なくとも前記温度校正ブロックに一部が接触した状態で設置された電気ヒータと、 前記温度校正ブロックの前記有底挿入孔の1つに挿入された電気ヒータ制御温度計と、 前記断熱材設置筒の内側底面と前記温度校正ブロックの底面との間に設けられた底部断熱材と、 通気性のある断熱材を材質とし、前記筒状断熱材の上端開口を塞ぎ、かつ前記断熱容器の上部開口より上部に露出した前記断熱材設置筒の側面を覆って設置された上部断熱材と、 前記断熱容器の上部開口から注入された液体窒素または液体酸素であって、前記断熱容器内面と前記断熱材設置筒の外面との間の空間に、前記温度校正ブロックの上端以上の高さまで満たされた液化ガスと、を有し、 比較校正時は、前記基準温度計および前記被校正温度計の其々が、前記温度校正ブロックの別々の前記有底挿入孔の底まで挿入され、かつ、前記電気ヒータのリード線と前記電気ヒータ制御温度計のリード線が繋がれた外部の温度校正ブロック用温度制御器によって、前記電気ヒータの熱出力が、該電気ヒータ制御温度計の出力が前記温度校正ブロック用温度制御器により設定された校正温度になるように制御され、かつ、前記上部断熱材には、前記電気ヒータ、前記電気ヒータ制御温度計、前記基準温度計および前記被校正温度計の本体の一部またはこれらの本体からのリード線が挿通された状態で、前記基準温度計および前記被校正温度計の出力を測定することにより比較校正を行うことを特徴とする低温用比較校正装置。
IPC (1件):
G01K 15/00
FI (1件):
G01K15/00
Fターム (3件):
2F056XA01 ,  2F056XA05 ,  2F056XA07

前のページに戻る