特許
J-GLOBAL ID:201603014725980509

大型土木車両のためのタイヤクラウン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 辻居 幸一 ,  熊倉 禎男 ,  弟子丸 健 ,  井野 砂里 ,  松下 満 ,  倉澤 伊知郎 ,  山本 航介
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-548470
公開番号(公開出願番号):特表2016-500355
出願日: 2013年12月18日
公開日(公表日): 2016年01月12日
要約:
本発明は、大型土木車両に適合するように意図されたラジアルタイヤに関し、具体的には、このようなタイヤのクラウンに関する。本発明者らは、地面の上に存在する石によって生じる機械的荷重の影響を受けにくいこのようなタイヤのクラウン補強体を作成するという目的を定めた。この目的は、トレッド部(2)と、このトレッド部(2)の半径方向内側にあるクラウン補強体(3)と、このクラウン補強体(3)の半径方向内側にあるカーカス補強体(4)とを備えたタイヤによって達成された。クラウン補強体(3)は、半径方向外側から内側に向かって保護補強体(5)及びワーキング補強体(6)を有し、保護補強体(5)は2つの保護層(51、52)を含み、これら2つの保護層(51、52)は、各層内で互いに平行であって1つの層から次の層に交差する、円周方向(YY’)との間にそれぞれの角度A1及びA2を形成する弾性金属補強材を含み、ワーキング補強体(6)は2つのワーキング層(61、62)を含み、これら2つのワーキング層(61、62)は、各層内で互いに平行であって1つの層から次の層に交差する、円周方向(YY’)との間にそれぞれの角度B1及びB2を形成する非弾性金属補強材を含む。クラウン補強体(3)は、ワーキング補強体(6)の半径方向内側に追加補強体(7)を備えることもでき、この追加補強体(7)は2つの追加層(71、72)を含み、これら2つの追加層(71、72)は、各層内で互いに平行であって1つの層から次の層に交差する、円周方向(YY’)との間に最大で15°に等しいそれぞれの角度C1及びC2を形成する非弾性金属補強材を含む。本発明によれば、第1のワーキング層(61)の金属補強材によって円周方向(YY’)との間に形成される角度B1は非ゼロであり、最大で35°に等しく、第2のワーキング層(62)の金属補強材によって円周方向(YY’)との間に形成される角度B2は、少なくとも70°に等しく、厳密には90°未満である。【選択図】図1
請求項(抜粋):
土木タイプの大型車両用タイヤ(1)であって、 - トレッド部(2)と、該トレッド部(2)の半径方向内側にあるクラウン補強体(3)と、該クラウン補強体(3)の半径方向内側にあるカーカス補強体(4)と、を備え、 - 前記クラウン補強体(3)は、半径方向外側から内側に向かって保護補強体(5)及びワーキング補強体(6)を有し、 - 前記保護補強体(5)は、第1の保護層(51)と、該第1の保護層(51)の半径方向外側に存在して該第1の保護層(51)に隣接する第2の保護層(52)と、を含み、前記第1及び第2の保護層(51、52)は、各層内で互いに平行であって1つの層から次の層に交差する、円周方向(YY’)との間にそれぞれの角度A1及びA2を形成する弾性金属補強材を含み、 - 前記ワーキング補強体(6)は、第1のワーキング層(61)と、該第1のワーキング層(61)の半径方向外側に存在して該第1のワーキング層(61)に隣接する第2のワーキング層(62)と、を含み、前記第1及び第2のワーキング層(61、62)は、各層内で互いに平行であって1つの層から隣接する層に交差する、前記円周方向(YY’)との間にそれぞれの角度B1及びB2を形成する非弾性金属補強材を含み、 前記第1のワーキング層(61)の前記金属補強材によって前記円周方向(YY’)との間に形成される前記角度B1は、少なくとも非ゼロであり、35°以下であり、前記第2のワーキング層(62)の前記金属補強材によって前記円周方向(YY’)との間に形成される前記角度B2は、70°以上であり、厳密には90°未満である、 ことを特徴とするタイヤ(1)。
IPC (2件):
B60C 9/18 ,  B60C 9/20
FI (4件):
B60C9/18 G ,  B60C9/18 K ,  B60C9/20 E ,  B60C9/18 N
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る