特許
J-GLOBAL ID:201603014902481453
酸化脱水素化によるn-ブテンからの1,3-ブタジエンの製造法
発明者:
,
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
, 前川 純一
, 二宮 浩康
, 上島 類
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-526568
公開番号(公開出願番号):特表2016-527224
出願日: 2014年07月15日
公開日(公表日): 2016年09月08日
要約:
工程:A)n-ブテン含有供給ガス流aを準備する工程;B)n-ブテン含有供給ガス流aおよび酸素含有ガスを少なくとも1つの酸化脱水素化帯域内に供給し、n-ブテンのブタジエンへの酸化脱水素化を行う工程であって、ブタジエン、未反応のn-ブテン、水蒸気、酸素、低沸点炭化水素、高沸点副成分、任意に炭素酸化物および任意に不活性ガスを含有する生成ガス流bが得られる工程;Ca)前記生成ガス流bを冷却剤との接触によって冷却し、高沸点副成分の少なくとも一部を凝縮させる工程;Cb)残留する生成ガス流bを少なくとも1つの圧縮工程で圧縮する工程であって、少なくとも1つの水性凝縮物流c1ならびにブタジエン、n-ブテン、水蒸気、酸素、低沸点炭化水素、任意に炭素酸化物および任意に不活性ガスを含有するガス流c2が得られる工程;Da)酸素、低沸点炭化水素、任意に炭素酸化物および任意に不活性ガスを含む非凝縮性の低沸点ガス成分を、ガス流d2として、吸収剤中へのブタジエンおよびn-ブテンを含むC4炭化水素の吸収によって、ガス流c2から分離する工程であって、C4炭化水素で負荷された吸収剤流およびガス流d2が得られる工程;およびDb)前記の負荷された吸収剤流から引き続きC4炭化水素を脱着する工程であって、C4生成ガス流d1が得られる工程;を有するn-ブテンからのブタジエンの製造法であって、工程B)、Ca)、Cb)およびDa)を有する方法区間の少なくとも1つの箇所で、さらにメタン含有ガス流を、工程Da)での爆発性ガス混合物の形成が回避される量で供給することを特徴とする、前記方法に関する。
請求項(抜粋):
工程:
A)n-ブテン含有供給ガス流aを準備する工程;
B)n-ブテン含有供給ガス流aおよび酸素含有ガスを少なくとも1つの酸化脱水素化帯域内に供給し、n-ブテンをブタジエンへと酸化脱水素化する工程であって、ブタジエン、未反応のn-ブテン、水蒸気、酸素、低沸点炭化水素、高沸点副成分、任意に炭素酸化物および任意に不活性ガスを含有する生成ガス流bが得られる工程;
Ca)前記生成ガス流bを冷却剤との接触によって冷却し、高沸点副成分の少なくとも一部を凝縮させる工程;
Cb)残留する生成ガス流bを少なくとも1つの圧縮工程で圧縮する工程であって、少なくとも1つの水性凝縮物流c1ならびにブタジエン、n-ブテン、水蒸気、酸素、低沸点炭化水素、任意に炭素酸化物および任意に不活性ガスを含有するガス流c2が得られる工程;
Da)酸素、低沸点炭化水素、任意に炭素酸化物および任意に不活性ガスを含む非凝縮性の低沸点ガス成分を、ガス流d2として、吸収剤中へのブタジエンおよびn-ブテンを含むC4炭化水素の吸収によって、ガス流c2から分離する工程であって、C4炭化水素で負荷された吸収剤流およびガス流d2が得られる工程;および
Db)負荷された吸収剤流から引き続きC4炭化水素を脱着する工程であって、C4生成ガス流d1が得られる工程;
を有するn-ブテンからのブタジエンの製造法であって、
工程B)、Ca)、Cb)およびDa)を有する方法区間の少なくとも1つの箇所で、さらにメタン含有ガス流を、工程Da)での爆発性ガス混合物の形成が回避される量で供給することを特徴とする、前記方法。
IPC (4件):
C07C 5/48
, C07C 11/167
, C07C 7/09
, C07C 7/11
FI (4件):
C07C5/48
, C07C11/167
, C07C7/09
, C07C7/11
Fターム (8件):
4H006AA02
, 4H006AC12
, 4H006AD18
, 4H006BC30
, 4H006BC50
, 4H006BD20
, 4H006BD60
, 4H006BE30
前のページに戻る