特許
J-GLOBAL ID:201603015220001740

成形性に優れた高強度鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 憲一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-019063
公開番号(公開出願番号):特開2016-141848
出願日: 2015年02月03日
公開日(公表日): 2016年08月08日
要約:
【課題】Mn含有量の多い熱延鋼帯をコイルに巻取った後の冷却過程における変態を制御することによって、コイルに箱焼鈍を施すことなく、熱延鋼帯の全長にわたって軟質な金属組織(すなわちフェライトの単相組織またはフェライトとパーライトとの混合組織)を均一に生成させ、次いで、その熱延鋼帯に冷間圧延等を施して、成形性に優れた高強度鋼板を製造する方法を提供する。【解決手段】熱間圧延で得られた熱延鋼帯をコイルに巻取る際に、コイルの冷却速度の大きい内周部と外周部に相当する熱延鋼帯の先端部と尾端部の巻取り温度を高くし、かつコイルの冷却速度の小さい中間部に相当する熱延鋼帯の中央部の巻取り温度を低くして巻取ることによってコイルとし、さらに得られたコイルを保熱手段または加熱手段に収納して500°C以上の温度域で50時間以上保持した後に、冷却を行なう。【選択図】図1
請求項(抜粋):
C:0.03〜0.25質量%、Si:0.01〜3.0質量%、Mn:3.1〜5.1質量%、P:0.10質量%以下、S:0.02質量%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼スラブを熱間圧延して熱延鋼帯とし、該熱延鋼帯を巻取ってコイルとした後に、該コイルを冷却し、次いで前記コイルに巻取られた前記熱延鋼帯に酸洗、冷間圧延、焼鈍を施す成形性に優れた高強度鋼板の製造方法において、前記熱間圧延で得られた前記熱延鋼帯を前記コイルに巻取る際に、前記コイルの冷却速度の大きい内周部と外周部に相当する前記熱延鋼帯の先端部と尾端部の巻取り温度を高くし、かつ前記コイルの前記冷却速度の小さい中間部に相当する前記熱延鋼帯の中央部の巻取り温度を低くして巻取ることによって前記コイルとし、さらに得られた前記コイルを保熱手段または加熱手段に収納して500°C以上の温度域で50時間以上保持した後に、前記冷却を行なうことを特徴とする成形性に優れた高強度鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 9/46 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/14 ,  B21B 1/26
FI (7件):
C21D9/46 F ,  C22C38/00 301S ,  C22C38/00 302A ,  C22C38/04 ,  C22C38/14 ,  C21D9/46 P ,  B21B1/26 E
Fターム (25件):
4E002AD04 ,  4E002BD03 ,  4E002BD07 ,  4E002BD08 ,  4E002CB01 ,  4K037EA01 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA16 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EB05 ,  4K037EB09 ,  4K037FB00 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FG00 ,  4K037FH00 ,  4K037FJ05

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