特許
J-GLOBAL ID:201603019736501345
加飾フィルムおよびその製造方法、並びに加飾成型体
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
家入 健
, 秦 恵子
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-158117
特許番号:特許第6015877号
出願日: 2016年08月10日
要約:
【課題】汎用性、成型時の成型性に優れ、加飾フィルムの意匠性、耐摩耗性、耐日焼け止めクリーム性に優れる加飾フィルムを提供する。
【解決手段】
本発明に係る加飾フィルム101は、ハードコート層10と基材層1とを含む積層体からなり、ハードコート層10は、水酸基を有するアクリル系共重合体(A)とイソシアネート系硬化剤(B)とを含む熱硬化性の塗料の硬化物からなる。ハードコート層10は、所定の全光線透過率、拡散透過率および引張り強度を有する。また、アクリル系共重合体(A)は、特定の水酸基価、酸価、ガラス転移温度、MwおよびMw/Mnを有し、水酸基を有するモノマー由来のユニットを有する共重合体である。前記水酸基を有するモノマー由来のユニット100mol%中、1つの水酸基を持つモノマー由来のユニットの含有率、アクリル系共重合体(A)中に1級の水酸基の含有率が特定の範囲を満たす。
【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 ハードコート層と基材層とを含む積層体からなる加飾フィルムであって、
下記条件(I)〜(VII)を満たす加飾フィルム。
(I)前記ハードコート層は、水酸基を有するアクリル系共重合体(A)とイソシアネート系硬化剤(B)とを含む熱硬化性の塗料の硬化物である。
(II)前記ハードコート層は、全光線透過率が40%以上、拡散透過率が70%以下である。
(III)前記ハードコート層は、25°C、50%RHの雰囲気下における引張り強度が15〜100N/mm2である。
(IV)アクリル系共重合体(A)は、
水酸基価が5〜210mgKOH/g、
酸価が0〜20mgKOH/g、
ガラス転移温度が0〜95°C、
質量平均分子量が100,000〜1,000,000、および
質量平均分子量/数平均分子量が2.3〜10である。
(V)アクリル系共重合体(A)は、水酸基を有するモノマー由来のユニットと他のモノマー由来のユニットとからなる共重合体である。
(VI)前記水酸基を有するモノマー由来のユニット100mol%中、1つの水酸基を持つモノマー由来のユニットの含有率が50mol%以上である。
(VII)アクリル系共重合体(A)中の水酸基の56%以上が1級の水酸基である。
IPC (4件):
B32B 27/00 ( 200 6.01)
, B32B 27/26 ( 200 6.01)
, B32B 27/30 ( 200 6.01)
, B29C 45/14 ( 200 6.01)
FI (4件):
B32B 27/00 E
, B32B 27/26
, B32B 27/30 A
, B29C 45/14
引用特許: