特許
J-GLOBAL ID:201603019964781137

触媒組成物およびニトリルゴムを水素化するためのそれらの使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 村山 靖彦 ,  志賀 正武 ,  渡邊 隆 ,  実広 信哉
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-536267
特許番号:特許第5886973号
出願日: 2012年10月19日
請求項(抜粋):
【請求項1】ニトリルゴムを水素化する方法であって、 a)ルテニウムまたはオスミウムをベースとし、ルテニウムまたはオスミウムにカルベン様の方式で結合されている少なくとも1種の配位子を有している錯体触媒を、ニトリルゴムの非存在下に75°C〜200°Cの範囲の温度で水素と接触させて触媒組成物を形成させる工程、およびそれに続く b)工程a)で形成された前記触媒組成物の存在下に前記ニトリルゴムを水素化する工程、 を含み、工程a)において、 一般式(A) [式中、 Mは、オスミウムまたはルテニウムであり、 X1およびX2は、同一であるかまたは異なっていて、2個のアニオン性配位子であり、 Lは、同一であるかまたは異なる、電荷を持たない電子供与体であり、 ここで、一般式(A)において、配位子Lの一方または両方が、一般式(IIa)〜(IId) 〔式中、 R8、R9、R10、およびR11は、同一であるかまたは異なっていて、水素、直鎖状もしくは分岐状のC1〜C30-アルキル、C3〜C20-シクロアルキル、C2〜C20-アルケニル、C2〜C20-アルキニル、C6〜C24-アリール、C7〜C25-アルカリール、C2〜C20ヘテロアリール、C2〜C20ヘテロシクリル、C1〜C20-アルコキシ、C2〜C20-アルケニルオキシ、C2〜C20-アルキニルオキシ、C6〜C20-アリールオキシ、C2〜C20-アルコキシカルボニル、C1〜C20-アルキルチオ、C6〜C20-アリールチオ、-Si(R)3、-O-Si(R)3、-O-C(=O)R、C(=O)R、-C(=O)N(R)2、-NR-C(=O)-N(R)2、-SO2N(R)2、-S(=O)R、-S(=O)2R、-O-S(=O)2R、ハロゲン、ニトロ、またはシアノを表すが、ここで、上述のすべての場合において、R8、R9、R10およびR11の意味合いに関連して、基Rは、同一であるかまたは異なっていて、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、またはヘテロアリールを表し、そして R15、R16およびR17は、同一であるかまたは異なっていて、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、またはヘテロシクリル基を表していてよい。〕 に従う構造を有し、ここで両方の配位子Lが(IIa)〜(IId)に従う構造を有している場合には、Lの意味合いが同一であっても、異なっていてもよく、 Rは、同一であるかまたは異なっていて、それぞれ、水素、C1〜C30-アルキル、C3〜C20-シクロアルキル、C2〜C20-アルケニル、C2〜C20-アルキニル、C6〜C24-アリール、C1〜C20-カルボキシレート、C1〜C20-アルコキシ、C2〜C20-アルケニルオキシ、C2〜C20-アルキニルオキシ、C6〜C24-アリールオキシ、C2〜C20-アルコキシカルボニル、C1〜C30-アルキルアミノ、C1〜C30-アルキルチオ、C6〜C24-アリールチオ、C1〜C20-アルキルスルホニル、またはC1〜C20-アルキルスルフィニルであるが、ここで、それらの基は、それぞれの場合において、非置換であるか、又は1個または複数個のアルキル、ハロゲン、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリール残基によって置換されており、あるいは、それに代わり、前記2つの基Rが共に、それらが結合されている共通の炭素原子と共に橋かけされて、環状構造を形成していてもよいが、前記環状構造は、性質的には脂肪族であっても、芳香族であってもよく、置換されていてもよいし、また1個または複数個のヘテロ原子を含んでいてもよい。] で表される錯体触媒からなる群より選択される錯体触媒を使用する、方法。
IPC (3件):
C08C 19/02 ( 200 6.01) ,  C08F 236/12 ( 200 6.01) ,  C07F 15/00 ( 200 6.01)
FI (3件):
C08C 19/02 ,  C08F 236/12 ,  C07F 15/00 A
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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