特許
J-GLOBAL ID:201603021171116951

レーザ溶接部の特性が良好な省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材および省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 志賀 正武 ,  寺本 光生 ,  棚井 澄雄 ,  勝俣 智夫 ,  山口 洋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-070312
公開番号(公開出願番号):特開2016-191094
出願日: 2015年03月30日
公開日(公表日): 2016年11月10日
要約:
【課題】溶接金属部および溶接熱影響部と母材との特性の差が抑制された省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材を提供する。【解決手段】所定の化学組成を有し、オーステナイト相の面積率が40%以上70%以下である省合金二相ステンレス鋼材を、溶加材を用いずにレーザ溶接で溶接して溶接金属部を形成した溶接部材であり、溶接金属部は、断面のフェライト相の粒界に析出したオーステナイト相の幅の平均が2.5μm以上であり、溶接部材は、Cr窒化物の析出開始温度の計算値Nprerが1250°C以下であるレーザ溶接部の特性が良好な省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材とする。Nprer=800Nr-3Cr+20Si+10Ni-4Mn+1140・・・(1)。(1)式中の「Nr」は溶接金属部中の窒素濃度(質量%)を示し、各元素記号は、その元素の鋼材中の含有量(質量%)を示す。【選択図】なし
請求項(抜粋):
化学組成が質量%にて、 C :0.04%以下、 Si:0.10〜1.00%、 Mn:0.50〜6.00%、 P :0.050%以下、 S :0.0050%以下、 Cr:20.0〜25.0%、 Ni:1.00〜6.00%、 N :0.120〜0.250%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、オーステナイト相の面積率が40%以上70%以下である省合金二相ステンレス鋼材を、溶加材を用いずにレーザ溶接で溶接して溶接金属部を形成した溶接部材であり、 前記溶接金属部は、断面のフェライト相の粒界に析出したオーステナイト相の幅の平均が2.5μm以上であり、 前記溶接部材は、下記(1)式で算出されるCr窒化物の析出開始温度の計算値Nprerが1250°C以下であることを特徴とするレーザ溶接部の特性が良好な省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材。 Nprer=800Nr-3Cr+20Si+10Ni-4Mn+1140・・・(1) (1)式中の「Nr」は溶接金属部中の窒素濃度(質量%)を示し、各元素記号は、その元素の二相ステンレス鋼材中の含有量(質量%)を示す。
IPC (2件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/58
FI (2件):
C22C38/00 302H ,  C22C38/58
Fターム (29件):
4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA08 ,  4K032AA09 ,  4K032AA13 ,  4K032AA14 ,  4K032AA15 ,  4K032AA16 ,  4K032AA17 ,  4K032AA19 ,  4K032AA20 ,  4K032AA21 ,  4K032AA22 ,  4K032AA24 ,  4K032AA26 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA33 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032AA39 ,  4K032AA40 ,  4K032BA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CC04 ,  4K032CD06 ,  4K032CF03
引用特許:
審査官引用 (2件)

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