特許
J-GLOBAL ID:201603021207252466

既設鉄骨構造物の補強装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 門間 正一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-144835
公開番号(公開出願番号):特開2016-020592
出願日: 2014年07月15日
公開日(公表日): 2016年02月04日
要約:
【課題】既存の鉄骨構造物を構成するパラレル型山形鋼集成体に何らの加工を施すことなく、かつ最小限の材料を利用してパラレル型山形鋼集成体を容易かつ確実に補強することができる補強装置を提供する。【解決手段】第1及び第2山形鋼材21、22を、その一方の辺同士が互いに近接して平行に配列されるように組合わせてなるパラレル型山形鋼集成体20を用いて鉄骨構造物10を構成し、パラレル型山形鋼集成体20の周囲を取り巻くように互いに連結されるように配置された第1乃至第6の固定金具42〜47の周方向の三箇所に設けられた第1〜第4の締め付け用ボルト・ナット51〜53で締め付けることにより、第1乃至第6の固定金具42〜47に対しパラレル型山形鋼集成体20の軸心に向け移動する締め付け力を作用させて第1補強板材31と第1山形鋼材21及び第2補強板材と第2山形鋼材22を一体化する構成にした。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
第1山形鋼材と第2山形鋼材とを、当該両山形鋼材の一方の辺同士が互いに近接して平行に配列されるように組合わせてなるパラレル型山形鋼集成体を用いて構成される既設鉄骨構造物の補強装置であって、 前記第1山形鋼材の両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記第1山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記第1山形鋼材の長さ方向の全長に亘り延在して配置された第1補強板材と、 前記第2山形鋼材の両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記第2山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記第2山形鋼材の長さ方向の全長に亘り延在して配置された第2補強板材と、 前記第1及び第2山形鋼材の長さ方向の複数箇所で前記第1補強板材を前記第1山形鋼材に一体に固定しかつ前記第2補強板材を前記第2山形鋼材に一体に固定する複数の固定機構とを備え、 前記固定機構は、 前記第1及び第2山形鋼材の一方の辺同士間に形成された隙間を貫通して前記第1及び第2山形鋼材の長さ方向と直交する方向に延在するように配置された支持板材と、 前記第1山形鋼材の外側へ突出する前記第1補強板材の先端部に第1の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第1及び第2の固定金具と、 前記第2山形鋼材の外側へ突出する前記第2補強板材の先端部に第2の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第3及び第4の固定金具と、 前記第1及び第2山形鋼材の他方の辺同士間に形成された隙間から外側へ突出する前記支持板材の先端部に第3の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第5及び第6の固定金具と、 前記第1及び第2山形鋼材の一方の辺同士間に形成された隙間から外側へ突出する前記支持板材の先端部の両面に前記第1の固定金具の他端及び前記第3の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端が互いに接近する方向に締め付けることで前記第1補強板材を前記第1山形鋼材の内側隅部に圧接させかつ前記第2補強板材を前記第2山形鋼材の内側隅部に圧接させる第1の締め付け用ボルト・ナットと、 前記第2の固定金具の他端と前記第5の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端を互いに接近する方向に締め付けることで前記第1補強板材を前記第1山形鋼材の内側隅部に圧接させる第2の締め付け用ボルト・ナットと、 前記第4の固定金具の他端と前記第6の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端を互いに接近する方向に締め付けることで前記第2補強板材を前記第2山形鋼材の内側隅部に圧接させる第3の締め付け用ボルト・ナットとを有する、 ことを特徴とする既設鉄骨構造物の補強装置。
IPC (2件):
E04G 23/03 ,  E04B 1/19
FI (2件):
E04G23/03 ,  E04B1/19 H
Fターム (3件):
2E176AA07 ,  2E176AA23 ,  2E176BB29
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 補強金物
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-161877   出願人:石井桂吾
  • 鋼構造の補強構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-062568   出願人:株式会社フジタ

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