特許

J-GLOBAL ID：201603021408143347

チェーン用軸受部、ピン、その製造方法、及びそれを用いたチェーン

発明者： 西川 雅士 ,  奥村 善雄 ,  大坂 悠馬 ,  田中 幹樹 ,  岩坪 聡
出願人/特許権者： 大同工業株式会社 ,  富山県
代理人 (1件)： 近島 一夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2014-210241
公開番号（公開出願番号）：特開2016-080027
出願日： 2014年10月14日
公開日（公表日）： 2016年05月16日
要約：

【課題】バナジウム炭化物皮膜を有するピンからなるチェーンは、潤滑の悪い過酷な環境下にあって早期に軸受部の摩耗が増大する場合がある。【解決手段】チェーン用軸受部を構成する少なくとも一方の部材、例えばピンが、母材の表面に、Ti,Si,Mo等の高機能化元素を添加して固溶したバナジウム炭窒化物(VCN)皮膜からなる表面層を備える。該表面層の表面に所定膜厚の酸化皮膜を形成する。過酷な環境下にあっても、VCN-(Ti,Si,Mo)皮膜によりVO皮膜が過剰に形成されることが抑制される。上記高機能化元素(例えばMo)の固溶により、N量の適用許容範囲を拡大する。【選択図】図12

請求項（抜粋）：

互いに摺動自在に嵌合する2個の部材からなり、多数のリンクを屈曲自在に連結するチェーン用軸受部において、 前記チェーン用軸受部を構成する少なくとも一方の部材が、母材の表面に形成された、バナジウム、炭素及び窒素からなるバナジウム炭窒化物に、他の高機能化元素を添加して固溶した皮膜からなる表面層を備え、 前記チェーン用軸受部を構成する他方の部材との間で、前記表面層の表面に該表面層より軟質な所定膜厚の酸化皮膜が形成されてなる、 ことを特徴とするチェーン用軸受部。

IPC (5件)：

F16G 13/06 ,  F16G 13/04 ,  F16G 13/02 ,  C23C 12/02 ,  C23C 12/00

FI (6件)：

F16G13/06 E ,  F16G13/04 ,  F16G13/02 G ,  C23C12/02 ,  C23C12/00 ,  F16G13/06 B

引用特許：

出願人引用 (3件)

• サイレントチェーン
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2004-117149   出願人：株式会社椿本チエイン
• 転がり軸受用保持器
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2003-341353   出願人：日本精工株式会社
• 耐摩耗チェーン
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2002-107958   出願人：株式会社椿本チエイン