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J-GLOBAL ID：201702203957975936   整理番号：17A0979564

円錐交差を経由または近接する電子-核子相互作用量子動力学

Coupled electron-nuclear quantum dynamics through and around a conical intersection

著者 (3件)： Albert Julian (Institut fuer Physikalische und Theoretische Chemie, Universitaet Wuerzburg, Emil-Fischer-Str. 42, Campus Nord, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Hader Kilian (Institut fuer Physikalische und Theoretische Chemie, Universitaet Wuerzburg, Emil-Fischer-Str. 42, Campus Nord, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Engel Volker (Institut fuer Physikalische und Theoretische Chemie, Universitaet Wuerzburg, Emil-Fischer-Str. 42, Campus Nord, 97074 Wuerzburg, Germany)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 147  号： 6  ページ： 064302-064302-8  発行年： 2017年08月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電子-核子相互作用系の時間依存性Schroedinger方程式を解くにあたって,波束の運動を断熱ポテンシャルエネルギー面の円錐交差(CoIn)を示すモデルにより検討した。3種の異なる状況を調べた。第一に,波束がCoIn領域を通過するに際して効率的な非断熱遷移が進行する場合を考えた。これらの時間における核確率密度がGauss線形を維持し電子密度が近似的に一定であることを示した。第二に,非断熱遷移が進行せず,核動力学がCoInまわりの円に従う場合の動力学を考えた。この運動において電子密度は回転することを示した。Born-Oppenheimer核動力学との比較から構造相が円運動に伴うことを明らかにした。この相は数値的に厳密およびBorn-Oppenheimer近似計算から求めたスペクトルおよび時間依存性自己相関関数の解析により明瞭に示された。波束を複数の部分に分割することにより小さい非断熱遷移確率をもつ中間状態の特性を調べた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *準位交差 ,  *相互作用 ,  *分子動力学 ,  *量子論 ,  時間依存性 ,  Schroedinger方程式 ,  波束 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  量子遷移 ,  電子密度 ,  Born-Oppenheimer近似 ,  自己相関関数 ,  中間状態
準シソーラス用語： *円錐交差 ,  *電子-核子相互作用 ,  非断熱遷移 ,  *量子動力学

分類 (3件)： 分子の電子構造  (BH05010Q) ,  分子と光子の相互作用  (BH06120R) ,  物理化学一般その他  (CB01030T)

タイトルに関連する用語 (3件)： 円錐交差 ,  電子-核子相互作用 ,  量子動力学