文献

J-GLOBAL ID：201702204840836648   整理番号：17A0979596

二成分系剛球混合物からのAB₂固相の均一系結晶核形成の分子シミュレーション

Molecular simulation of homogeneous crystal nucleation of AB₂ solid phase from a binary hard sphere mixture

著者 (2件)： Bommineni Praveen Kumar (Department of Chemical Engineering, Indian Institute of Science, Bangalore, India) ,  Punnathanam Sudeep N. (Department of Chemical Engineering, Indian Institute of Science, Bangalore, India)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 147  号： 6  ページ： 064504-064504-10  発行年： 2017年08月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多数の系において流体混合物からの共結晶生成は広く見られる。共結晶(置換型秩序固溶体)生成を示す最も単純な系は二成分系剛球混合物である。本報はAB₂型固体化合物の核形成をサイズ比0.55の二成分系剛球混合物のモンテカルロ分子シミュレーションを用いて検討した。本研究で選定した条件はAB₂型固体と純粋の面心立方晶A固体の核形成が競合する領域にある。流体相の組成をAB₂型固体組成と同じに維持した。核形成の自由エネルギー障壁をSanz et al.[J.Am.Chem.Soc.135,15008(2013)]の種子づけ法を用いて計算した。シミュレーション結果は純粋のA固体がより安定な条件においてもAB₂型固体の核形成が優先することを示した。流体相とAB₂型固体の組成が類似し,結晶核と流体相の間の界面張力が低いことを主原因として挙げた。この系は流体組成が結晶化において固相の核形成の構造に影響する例であり,結晶化プロセスにおける結晶の多形と関連する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 二成分系 ,  *混合液体 ,  *結晶成長 ,  核形成 ,  球状分子 ,  計算機シミュレーション ,  モンテカルロ法 ,  *結晶化 ,  立方晶系 ,  *競争反応 ,  ポテンシャル障壁 ,  界面張力 ,  固液界面
準シソーラス用語： *共結晶化 ,  組成依存性

分類 (3件)： 結晶成長一般  (BK13010Q) ,  固-液界面  (CB12050B) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 二成分系 ,  混合物 ,  固相 ,  結晶核形成 ,  分子シミュレーション