抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
様々な種類の攻撃に対して耐性を持つDCT-OFDM型電子透かし方式には,スペクトル拡散(SS)法と量子化(QIM)法がある。コンテンツを歪ませる攻撃によって生じる雑音を,スペクトル拡散法では加法性白色ガウス雑音(AWGN),量子化法では二元対称通信路(BSC)で近似することができる。ロバスト性を改善するために誤り訂正符号を導入するためには,攻撃を受けた透かし入りコンテンツから,スペクトル拡散法では分散値,量子化法ではビット反転確率を推定する必要がある。本稿では,これらの値を推定する手法を提案し,IHC評価基準(ver.4)に基づく条件下で,二つの電子透かし方式の誤り訂正能力を評価する。実験から,スペクトル拡散法では誤り訂正符号の最適な復号法が使える利点よりも,画像の特徴に起因する干渉成分の制御の困難さゆえに,性能が量子化法よりも低くなることが判明した。(著者抄録)