抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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労働生産性を指標にし,主体性を育むボトムアップ経営を目指すクリエス精機(株)の取組みを紹介した。近年,労働生産性向上と長時間労働是正が課題となっている。プラスチック金型メーカーの同社は,こうした昨今の動向に先駆けて労働生産性を評価軸とした給与体系を築き,社員の働き方を大きく変えた。欲しい給料を実現するためになすべき目標を社員自らが設定する「給料ストラック経営」の仕組みを作り,2015年から実行している。社員1人ひとりが納得した上で目標に向き合うことでボトムアップ型経営に転換し,数々の施策により,残業時間削減と生産性向上を達成し,個人の年収アップも実現した。本稿では,「給料ストラック経営」の仕組みについて概説するとともに,新たな課題として,労働生産性を追求するあまり個人プレーが目につくようになったことを述べ,その対策についても紹介した。