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J-GLOBAL ID：201702210194985186   整理番号：17A0496193

規則正しく縮合した蛋白質類を含むウォーターリッチな流体材料

Water-Rich Fluid Material Containing Orderly Condensed Proteins

著者 (2件)： Nojima Tatsuya (Iyoda Supra-integrated Material Project, Exploratory Research for Advanced Technology (ERATO), Japan Science and Technology Agency (JST), 4259 Nagatsuta-cho, Midori-ku, Yokohama, Kanagawa, 226-8503, Japan) ,  Iyoda Tomokazu (Iyoda Supra-integrated Material Project, Exploratory Research for Advanced Technology (ERATO), Japan Science and Technology Agency (JST), 4259 Nagatsuta-cho, Midori-ku, Yokohama, Kanagawa, 226-8503, Japan)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 56  号： 5  ページ： 1308-1312  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蛋白質を高濃度(120~310mg/mL)で含む流体材料の調製を,水から分離したネイティブ蛋白質の秩序的セルフアセンブリーを介して行った。本マテリアルは,蛋白質溶液と,アニオン性およびカチオン性のサーファクタントを,単純に混合することで,瞬時に調製できた。標的蛋白質の静電特性に基づいてサーファクタントの比率を変えることにより,本サーファクタントは,応用範囲の広い分子接着剤として機能し,蛋白質アセンブリーに役立つことを,著者らは見出した。さらに,これらの蛋白質アセンブリーは,塩条件に応じて,元の水溶液へと再分解可能であることを確認した。表面活性物質の親水性部分の水保持特性により,本マテリアルの蛋白質は,ウォーターリッチな環境中に存在し,この環境により,蛋白質本来の構造および機能を維持できる。水を含むことで,本マテリアルへの機能拡張が可能となることを,酵素的に活性なゲル調製により示した。著者らの予想では,ユニークな特徴を有する本マテリアルにより,蛋白質の利用が,溶液中のみならず,統合化された官能化マテリアル類の構成要素としても可能になると思われる。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *縮合反応 ,  *タンパク質 ,  *流体 ,  *陰イオン界面活性剤 ,  *陽イオン界面活性剤 ,  界面活性剤 ,  親水性 ,  ゲル ,  酵素 ,  温度 ,  アミン ,  カルボン酸 ,  ポリエチレンオキシド ,  抗体 ,  免疫グロブリンG
準シソーラス用語： IgG ,  PEG【重合体】

著者キーワード (4件)： materials science ,  proteins ,  self-assembly ,  surfactants

分類 (5件)： 生物科学研究法一般  (EA03010K) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  抗原・抗体・補体一般  (ED04010A) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  固-液界面  (CB12050B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 縮合 ,  蛋白質類 ,  ウォーター ,  流体