抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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砂再生とは,使用済みの鋳型砂から粘結剤を除去する技術のことを指す。特に自硬性プロセスを採用する鋳物工場では,砂処理工程の中でも中心をなす技術である。近年の人工砂使用量の増加により,高価な資源である人工砂の有効利用の観点から,砂再生による再利用の重要性も増している。本稿では,新東工業(株)の機械式再生技術であるローラ加圧方式による再生技術について紹介すると共に,同技術を使用した有機自硬性プロセスにおける人工砂再生の事例について紹介した。まず,主な砂再生技術(機械式:衝撃式・摩擦式・研磨式,焙焼式:流動焙焼・ロータリーキルン式,湿式)を説明した。次に,ローラ加圧方式砂再生技術の原理と特徴について,基本原理(ドラム回転の遠心力による),設部構成(整流板,再生室,微粉抜き,加圧機構),および原理と特徴(作動原理,特長)について説明した。最後に,人工砂での再生事例(アルカリフェノール自硬性,フラン自硬性)に言及した。