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J-GLOBAL ID:201702210473833365   整理番号:17A0326956

物性互層中の伸張フラクチャーの形成:弾性体を仮定した解析計算

Extension fracture formation in mechanical layers: Analytical calculation by assuming linear-elastic media
著者 (2件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 54-62  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: G0188A  ISSN: 0370-9868  CODEN: SGKYAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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伸張フラクチャーは,地層内の流体移動に大きな影響を与えていることより,異なる物性により構成される互層中に発達する伸張フラクチャーにつき着目して検討を行った。検討の際,各岩相を等方均質な弾性体と仮定した物性互層モデルに対して,垂直応力・水平応力・間隙水圧を加えた場合に,各岩相内に発生する有効水平応力を解析計算により求めた。その後,各岩相に形成される可能性のあるフラクチャータイプをグリフィスの破壊条件とモール円の関係を基にした差応力の条件により区分した。検討の結果判明した事実は以下である。1)相対的に間隙水圧力が高いほど,あるいは相対的に軟層が優勢となるほど,伸張フラクチャーが形成されやすい条件に近づく。2)このことは相対的に泥岩が優勢な地層ほど,地下圧縮応力場においても砂岩,炭酸塩岩に伸張フラクチャーが形成されやすいことを示唆している。3)地層の堆積速度が早い場合は間隙水圧が高く保たれるケースが多いことから,堆積速度の速い堆積盆地では,相対的に物性互層中の硬層(砂岩,炭酸塩岩など)に伸張フラクチャーが形成されやすい。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地球内部物理学一般  ,  地質構造・テクトニクス  ,  石油・ガス鉱床 

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