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J-GLOBAL ID：201702210647255151   整理番号：17A1220425

固体-流体超格子特有のフォノニックバンドギャップ

Phononic bandgaps peculiar to solid-fluid superlattices

著者 (1件)： MIZUNO Seiji (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 55  号： 1  ページ： 017302.1-017302.4  発行年： 2016年01月 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 弾性固体と流体の交互層からなる超格子を通るフォノン伝搬を理論的に研究した。この構造においては,Bragg反射を起源としないフォノニックバンドギャップが存在する。この非Braggギャップの起源を調べ,それらが許容モード数が周期的に変化する固体-流体超格子に特有のものであることを示した。流体中に浸漬された単一の固体層でさえ,入射波が完全に反射される離散的な周波数を含む。これらの周波数での共鳴反射過程を実証した。こうした多層構造では,これらの透過ゼロが集められ,バンドギャップを形成する。これは,許容と禁止状態が置き換わるけれども,原子レベルと電子エネルギーバンドとの関係と類似である。非Braggギャップはフォノニックバンドギャップ構造の設計に新しい自由度を導入する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *結晶 ,  *人工超格子 ,  *固体 ,  *流体 ,  *バンドギャップ ,  Bragg反射 ,  *全反射 ,  共鳴 ,  周期構造 ,  *フォノン ,  フィルタ ,  *フォノン分散 ,  分散関係 ,  法則 ,  *フォノニック結晶 ,  *フォノニックバンドギャップ ,  Snellの法則

分類 (1件)： 結晶中のフォノン・格子振動  (BL03020Z)

引用文献 (26件)：

• D. Hatanaka, I. Mahboob, K. Onomitsu, and H. Yamaguchi, Nat. Nanotechnol. 9, 520 (2014).
• P. H. Otsuka, K. Nanri, O. Matsuda, M. Tomoda, D. M. Profunser, I. A. Veres, S. Danworaphong, A. Khelif, S. Benchabane, V. Laude, and O. B. Wright, Sci. Rep. 3, 3351 (2013).
• C.-Y. Sun, J.-C. Hsu, and T.-T. Wu, Appl. Phys. Lett. 97, 031902 (2010).
• S. Benchabane, A. Khelif, J.-Y. Rauch, L. Robert, and V. Laude, Phys. Rev. E 73, 065601 (2006).
• J. H. Page, A. Sukhovich, S. Yang, M. L. Cowan, F. V. D. Biest, A. Tourin, M. Fink, Z. Liu, C. T. Chan, and P. Sheng, Phys. Status Solidi B 241, 3454 (2004).

タイトルに関連する用語 (5件)： 固体 ,  流体 ,  超格子 ,  特有 ,  フォノニックバンドギャップ