抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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目的:Siewert II型とIII型食道胃管結合部腺癌(AEG)患者の予後因子及びリンパ節転移率(LNR)の影響因子を検討する。方法:回顧性症例対照研究方法を採用した。【方法】2010年1月から2011年1月までの間に,444人のSiewert II型とIII型AEG患者の臨床病理データを収集し,根治的AEGD2リンパ節郭清術を行った。リンパ節郭清の範囲は下縦中隔+食道裂孔周囲+腹腔リンパ節であった。電話と外来方式を用いてフォローアップを行い、術後2年以内に3カ月ごとに1回フォローアップし、2~5年間に6カ月ごとに1回のフォローアップを行い、5年後に12カ月ごとに1回フォローアップし、患者の予後を把握した。経過観察期間は2016年10月であった。観察指標;(1)フォローアップと生存状況。(2)Siewert II型とIII型AEG患者の予後に影響を及ぼす単一因子と多因子分析を行った。(3)Siewert II型とIII型AEG患者のLNRに影響を及ぼす単一因子と多因子分析を行った。Kaplan-Meier法を用いて生存曲線を計算し,生存率を計算した。単変量解析にはLog-rank検定を用い,多変量解析にはCox比例ハザードモデルを用いた。結果:(1)経過観察と生存。444例のSiewert II型とIII型AEG患者に対して、術後のフォローアップを行い、フォローアップ時間は1~81カ月であった。経過観察期間の中央値は52カ月で,444例のSiewert II型とIII型AEG患者の術後1,3,5年の全体生存率はそれぞれ93.2%,60.3%,45.7%であった。(2)Siewert II型およびIII型AEG患者の予後因子を分析した。単一因子分析の結果は以下のことを示した。腫瘍径,腫瘍分化度,腫瘍浸潤深さ,pN分期とLNR分期はSiewert II型とIII型AEG患者の予後に影響する関連因子である。それらの間には有意差があった(x2=12.332,5.898,36.045,38.847,46.464,P<0.05)。多変量解析の結果は以下のことを示した。腫瘍浸潤深さとLNR分期はSiewert II型とIII型AEG患者の予後の独立影響因子である(RR=1.393,1.411,95%信頼区間:1.137~1.708,1.106~1.801,P<0.05)。(3)Siewert II型およびIII型AEG患者におけるLNRの影響因子を分析した。単一因子分析の結果は以下のことを示した。腫瘍径,腫瘍分化度,腫瘍浸潤深さはSiewert II型とIII型AEG患者のLNRに影響を与える関連因子であり,統計学的有意差が認められた(2=20.077,12.618,36.586,P<0.05)。多変量解析の結果は以下のことを示した。腫瘍径,腫瘍分化度,腫瘍浸潤の深さはSiewert II型とIII型AEG患者のLNRの独立影響因子であった(OR=0.684,0.688,0.788,95%信頼区間:0.485~0.965,0.505~0.936,0.687~0.903,P<0.05)。結論:腫瘍浸潤の深さとLNRの分期はSiewert II型とIII型AEG患者の予後の独立した影響要素である。腫瘍径、腫瘍分化程度、腫瘍浸潤深さはSiewert II型とIII型AEG患者のLNRの独立影響因子である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
