抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電力駆動のガスコンプレッサーは,ガスタービン駆動に比べ可変ドライブ(VSD)システムによる運転トルクの可変性や高効率運転といった利点を有している。VSDシステムでは通常,ロード変換可能なインバータ(LCI)を用いる。電力駆動方式の課題としては,系統電源の乱れによる影響があり,短時間でも重大な結果を招く可能性がある。この問題に対処するため,ABB社ではモデル予測トルク制御(MPTC)システムを開発した。この制御スキームは,モデル予測制御により数mS毎に最適化問題の解を計算し,コントロールを行うものである。この性能を検証するために,天然ガスプラントのガスコンプレッサーを用いた実証試験やTyhoon社での認証試験を行い,系統電源の乱れに対し,十分機能することを確認した。MTPCを採用することにより,系統電源の乱れによるコンプレッサーのサージング発生等のトラブルを防止することが可能となった。