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J-GLOBAL ID：201702210763762026   整理番号：17A1480740

花こう岩質岩石における熱産生:新しいデータ編集GRANITE2017に基づくグローバル分析【Powered by NICT】

Heat production in granitic rocks: Global analysis based on a new data compilation GRANITE2017

著者 (7件)： Artemieva Irina M. (IGN, University of Copenhagen, Oster Voldgade 10, Copenhagen 1350, Denmark) ,  Artemieva Irina M. (Eurasia Institute of Earth Sciences, Istanbul Technical University, Istanbul 34469, Turkey) ,  Thybo Hans (Eurasia Institute of Earth Sciences, Istanbul Technical University, Istanbul 34469, Turkey) ,  Thybo Hans (Centre for Earth Evolution and Dynamics (CEED), University of Oslo, Oslo N-0315, Norway) ,  Jakobsen Kiki (IGN, University of Copenhagen, Oster Voldgade 10, Copenhagen 1350, Denmark) ,  Sorensen Nanna K. (IGN, University of Copenhagen, Oster Voldgade 10, Copenhagen 1350, Denmark) ,  Nielsen Louise S.K. (IGN, University of Copenhagen, Oster Voldgade 10, Copenhagen 1350, Denmark)
資料名： Earth-Science Reviews  (Earth-Science Reviews)
巻： 172  ページ： 1-26  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0834A  ISSN： 0012-8252  CODEN： ESREA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 花こう岩は,地球とその熱領域の動力学と進化における特別な役割を果たしている。最初に,放射性元素の濃度の分布に反映され,それらの組成変動を,全球分化過程と大規模惑星進化への制約を提供し,花こう岩の定置は,大陸地殻の形成にとって特に重要なプロセスであると考えられている。第二に,放射性崩壊による熱生産は,地球の主要な熱源の一つである。花こう岩質岩石中の熱生産の知識は,大陸リソスフェアの熱モデリングにとって極めて重要,最も放射性元素は上部大陸地殻の花こう岩質岩石に集中している下部地殻とリソスフェアマントルの岩石中の熱発生は無視できることを示した。は,すべての利用可能な公表データに基づく花こう岩質岩石中の熱生産元素(Th, U, K)と熱生産の豊度に関する新たな世界的データベースGRANITE2017(約500エントリを持つ)を提示し,解析した。データの統計解析は,全てのパラメータの大きな散乱を示したが,次の結論が得られた。(i)全ての年齢の花こう岩質岩石中のバルク熱生産は約2.0μW/m~3であった。始生代初期原生代花こう岩類(1.67±1.49と1.25±0.83μW/m~3)における非常に低いであり,中期原生代花こう岩(現在4.36±2.17μW/m~3)とそれに続く新生代花こう岩に向けて徐々に減少(3.09±1.62μW/m~3)で熱産生の顕著なピークである。古代大陸地殻における低熱産生はクラトン・リソスフェアの保存に重要である可能性がある。(ii)造構的に支配された花崗岩型とバルク熱産生の間の系統的相関ではなく,A型(非造山性)花こう岩が最も放射性が,それらの多くは,中期原生代における定置した。(iii)は熱流の間の系統的相関と放射性元素の濃度ではない。(iv)現在の全球平均Th/U値は始生代初期原生代花こう岩(5.75±5.96)の最大値と4.75±4.27と後期原生代花こう岩(3.78±2.69)で最小であった。花こう岩定置時のTh/U比は始生代(2.78)において最小値を示す。(v)現在のK/U比は全データセット(1.46±1.63)×10~4でのみ大陸地殻のための大域的推定値に近いが,各地質学的時間のための大域的比とは異なっており,全ての異常に高い値は,始生代初期原生代花こう岩においてのみ観察された。(vi)始生代および後始生代花こう岩の放射性起源熱産生の系統的な違いを観察ではなく,中期原生代花こう岩への早期原生代からの放射性濃度と比率の急激な変化を認識しなかった。花こう岩形成過程の変化が期待されるとき原生代異常は,超大陸サイクルに関連する可能性がある大規模なプレート再編成に起因する可能性がある,あるいは全体的な熱領域,マントル動力学およびプレートテクトニクススタイルの変化を示している可能性がある。(vii)著者らの結果は,ユーリー比の経年変化は単調ではなかった,プレート運動は,中期原生代における最速であった可能性があるという強い証拠を提供し,以後減少した。(viii)7.8 8 8TWとして5.8 6 8TWと大陸地殻の花こう岩質地殻の全現在の熱発生を推定した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： プレート運動 ,  リソスフェア ,  始生代 ,  地殻 ,  新生代 ,  *花崗岩 ,  マントル ,  原生代 ,  地球 ,  地質学 ,  トリウム ,  大陸地殻 ,  クラトン ,  統計解析
準シソーラス用語： 下部地殻 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 熱産生 ,  Th/U比 ,  K/U比 ,  超大陸 ,  Urey比 ,  大陸地殻

分類 (2件)： 岩石成因論  (DE07020I) ,  構造地質学・テクトノフィジクス一般  (DE04010C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 花こう岩 ,  岩石 ,  熱産生 ,  編集 ,  グローバル ,  分析