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J-GLOBAL ID：201702210950511166   整理番号：17A0985024

潅木促進への砂漠一年生植物の発芽過程応答は種特異的であるが生態型ではない

Germination response of desert annuals to shrub facilitation is species specific but not ecotypic

著者 (4件)： LICZNER Amanda R. (York Univ., Ontario, CAN) ,  SOTOMAYOR Diego A. (York Univ., Ontario, CAN) ,  FILAZZOLA Alessandro (York Univ., Ontario, CAN) ,  LORTIE Christopher J. (York Univ., Ontario, CAN)
資料名： Journal of Plant Ecology  (Journal of Plant Ecology)
巻： 10  号： 2  ページ： 364-374  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： W2355A  ISSN： 1752-9921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 砂漠における潅木の駆動する生態型分化の証拠を得るため,米国モハーヴェ砂漠でLarrea tridentata下層植生を構成する4種の一年草を用い,別の砂漠生態系で潅木が受益種の種子生物学に影響を与えるか調査した。制御条件下で,開いた微細環境由来の種子と比較して潅木林冠内から収集される種子は種子量と生存能力が勝るのか劣るのか,潅木と開いた微細環境由来の種子発芽率はホーム(供与源)での条件下で最も高いのか,さらに潅木微細環境由来の種子は,シミュレーションした開いた微細環境よりもシミュレーションした潅木(ホーム)微細環境で発芽させた場合に高いのか検討した。潅木と開いた微細環境間の間で種子量と生存率について有意差は見出せなかった。種子の供与源も累積発芽には大きく影響せず,潜在的な種生態型内で発芽率は加速されないことから,生態型分化は示唆されなかった。累積的な発芽過程と発芽率は種間で有意差が存在した。潅木は砂漠一年生植物の発芽に影響を与えるが,この相互作用の結果は種特異的であり,潅木微細環境が種子の保存された生物学的形質を必ずしも変更しないことを明らかにした。

シソーラス用語： ハマビシ科 ,  *砂漠 ,  一年生草 ,  *発芽 ,  比率 ,  生物相互作用 ,  灌木 ,  表現型 ,  生息環境
準シソーラス用語： Larrea tridentata ,  種子発芽 ,  発芽率 ,  生態型

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (8件)： 潅木 ,  促進 ,  砂漠 ,  植物 ,  発芽 ,  過程 ,  応答 ,  生態型