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J-GLOBAL ID：201702211039869657   整理番号：17A1231394

固化材として酸化マグネシウムを用いた組積耐力壁用非焼成土ブロックに関する研究

NON-BURNT EARTH BLOCK STABILIZED WITH MAGNESIUM OXIDE FOR LOAD BEARING MASONRY WALL

著者 (2件)： 中村航 (早稲田大 理工学術院 総合研) ,  輿石直幸 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
巻： 82  号： 740  ページ： 1527-1535  発行年： 2017年10月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境優位性の高い土素材の建築における利用を促進するため,固化材として酸化マグネシウムを用いた組積耐力壁用非焼成土ブロックの強度特性を検討した。土素材の粒度測定,非焼成土ブロックの寸法精度や圧縮強度などの所要品質と製造条件を検討した。砂に酸化マグネシウムを加えた砂モルタルを用いた実験では,酸化マグネシウムの強度発現には水酸化マグネシウムの生成が寄与しており,養生の初期にその反応が顕著であるとの結果を得た。土または砂を混合した調整土に酸化マグネシウムを加えた土ブロックを調査した。乾燥収縮性状は固化材土比と全材料に対する水の比との関係で,他方,圧縮強度は砂モルタルと同様に水固化材比との関係で概ね整理可能であることが確認できた。

シソーラス用語： *耐力壁 ,  *組積構造 ,  酸化マグネシウム ,  煉瓦 ,  *ブロック ,  強度発現 ,  乾燥収縮 ,  圧縮強さ ,  土木材料 ,  土構造
準シソーラス用語： 固化材

分類 (2件)： 天然石材,窯業製品  (RA06043Y) ,  壁  (RB03020L)

引用文献 (3件)：

• 1) Watanabe, T. : Nenseido wo Dobokuzairyou ni Motiiru tameno Koketuka ni Kannsuru Kennkyuu (Solidification for using cohesive soil as a civil engineering material), Doctoral thesis, Tsukuba university, 1991 (in Japanese)
  渡辺勉 : 粘性土を土木材料として用いるための固結化に関する研究, 博士論文, 筑波大学, 1991
• 2) Yamada, T. and Nishigata, T. and Nishida, K. : Influence of manufacturing process of MgO on its soil improvement effect, Journal of JSCE, Division C, vol. 68, No. 4, pp732-741, 2012 (in Japanese)
  山田哲司, 西形達明, 西田一彦:酸化マグネシウムの製造方法が改良土の性質に及ぼす影響について, 土木学会論文集 C, vol. 68, No. 4, pp. 732-741, 2012
• 3) Nakamura, W. and Koshiishi, N. : The study of non-burnt earth blocks used for masonry load bearing wall in small scale detached house, AIJ Journal of Technology and Design, Vol. 21, No. 47, pp. 17-22, 2015.2 (in Japanese)
  中村航, 輿石直幸:戸建住宅の組積耐力壁に用いる非焼成土ブロックの材料・調合および製造条件に関する検討, 日本建築学会技術報告集, 第21巻, 第47号, pp. 17-22, 2015.2

タイトルに関連する用語 (6件)： 固化材 ,  酸化マグネシウム ,  組積 ,  耐力壁 ,  焼成 ,  研究