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J-GLOBAL ID:201702211076340111   整理番号:17A1446401

代替活性化マクロファージにおけるTIPE2の発現増加は鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎における好酸球性炎症と疾患重症度に関連する【Powered by NICT】

Increased expression of TIPE2 in alternatively activated macrophages is associated with eosinophilic inflammation and disease severity in chronic rhinosinusitis with nasal polyps
著者 (11件):
資料名:
巻:号: 10  ページ: 963-972  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2609A  ISSN: 2042-6976  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:鼻ポリープ(CRSwNP)を伴う慢性鼻副鼻腔炎は誇張された局所免疫応答によって特性化される多因子疾患である。腫瘍壊死因子α誘導蛋白質8様2(TIPE2)は,潜在的な免疫調節機能を有する新規蛋白質である。ヒト気道疾患におけるTIPE2の発現と機能は不明である。【方法】副鼻腔粘膜試料におけるTIPE2の発現は定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応,免疫組織化学およびウエスタンブロットにより評価した。ヒト単球/マクロファージ細胞株T HP-1細胞は種々のサイトカインで刺激した。コンピューター断層撮影(CT)走査画像,内視鏡所見,症状を記録した。【結果】は非好酸球性ポリープと制御粘膜と比較して,TIPE2のmRNAと蛋白質発現は好酸球性ポリープにおけるアップレギュレートされ,ぜん息でさらに増加するとした。選択的に活性化されCD68~+CD163~+の数(M2)マクロファージは好酸球性ポリープで増加した。TIPE2は主に副鼻腔粘膜におけるM2マクロファージにより発現し,その発現は好酸球性ポリープにおけるM2マクロファージでアップレギュレートされた。,インターフェロン(IFN)-γまたはIL-17Aではなく,インターロイキン(IL)- 4とIL-13は,分化したTHP-1細胞におけるTIPE2発現を誘導した。IL-4およびIL-13のmRNAレベルは,鼻副鼻腔粘膜におけるTIPE2とM2マクロファージマーカーのmRNAレベルと相関した。重要なことに,特にTIPE2~+CD163~+CD68~+M2マクロファージ,TIPE2~+細胞の数は,鼻副鼻腔粘膜の好酸球および総炎症細胞の数と同様に,CRSwNPにおける疾病期間,CTスコア,嗅覚障害スコア,及びポリプサイズと正に相関した。【結論】Tヘルパー2環境はマクロファージにおけるTIPE2発現を誘導することができた。TIPE2陽性M2マクロファージは,CRSwNPにおける好酸球性炎症と疾患進行に寄与する可能性がある。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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耳・鼻・咽頭・喉頭の疾患 

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