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J-GLOBAL ID：201702211182753742   整理番号：17A1413110

ミオグロビンの機能および振動特性に関するヘム電子構造および遠位極性相互作用の影響

Effects of Heme Electronic Structure and Distal Polar Interaction on Functional and Vibrational Properties of Myoglobin

著者 (11件)： KANAI Yuki (Univ. Tsukuba, Tsukuba, JPN) ,  NISHIMURA Ryu (Univ. Tsukuba, Tsukuba, JPN) ,  NISHIYAMA Kotaro (Univ. Tsukuba, Tsukuba, JPN) ,  SHIBATA Tomokazu (Univ. Tsukuba, Tsukuba, JPN) ,  YANAGISAWA Sachiko (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  OGURA Takashi (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  MATSUO Takashi (Nara Inst. of Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  HIROTA Shun (Nara Inst. of Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  NEYA Saburo (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  SUZUKI Akihiro (Nagaoka National Coll. of Technol., Nagaoka, JPN) ,  YAMAMOTO Yasuhiko (Univ. Tsukuba, Tsukuba, JPN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 55  号： 4  ページ： 1613-1622  発行年： 2016年02月15日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： タンパク質の機能的調節をより深く理解するための新規洞察を得ることを目的とした。今回,以前の研究のネイティブおよび改変タンパク質の場合において,酸素親和性およびH64Q改変タンパク質の自動酸化反応速度が,ヘム鉄原子の電子密度ρ_Feの低下に伴い低下すること,およびこの両者がρ_Feの規定の変化と同程度に影響を受けることを立証できた。この知見により,タンパク質の機能に関するヘムの電子構造およびヘムの環境における変化の影響が互いに依存し合わないことも分かった。酸素親和性および自動酸化反応速度の変化が各々正および逆相関するため,この二つを組み合わせることにより,機能特性を各々独立して最適化することができた。今回の知見により,ヘムタンパク質系代用血液の設計のための新規手法を得ることができた。

シソーラス用語： *ミオグロビン ,  電子構造 ,  極性 ,  *自動酸化 ,  反応速度 ,  振動スペクトル ,  突然変異体 ,  電子密度 ,  化学結合 ,  *親和性 ,  一酸化炭素 ,  陽子磁気共鳴 ,  *ヘム
準シソーラス用語： 酸素結合 ,  *酸素親和性

分類 (1件)： 鉄の錯体  (CE01091H)

タイトルに関連する用語 (6件)： ミオグロビン ,  振動特性 ,  ヘム ,  電子構造 ,  極性 ,  相互作用