文献

J-GLOBAL ID：201702211200690239   整理番号：17A0985540

システム理論に基づくSTAMP/STPAを用いたソフトウェアアーキテクチャ分析の提案

An Extended Software Architecute Framework Using STAMP/STPA

著者 (1件)： 日下部茂 (長崎県大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 137(KBSE2017 1-20)  ページ： 91-96  発行年： 2017年07月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ソフトウェア利用の拡大に伴い,求められる機能や振る舞いの実現といった観点だけでなく,リスクへの対処といった観点からも,ソフトウェアについて適切に記述し分析することがより重要となっている。本稿では,ライフサイクルの早期から安全性といった創発的特性に焦点を当ててソフトウェアのアーキテクチャを記述・分析する際に,システム理論に基づくSTAMP/STPAを活用することを提案する。ソフトウェアアーキテクチャのフレームワークには様々なものがあるが,ここではビューポイントとパースペクティブを用いるものをベースとする。安全性といった創発的な特性に対するパースペクティブを適用しながら,関連するビューポイントでのアーキテクチャ記述にSTAMPのモデル記述も含め,STPAでの分析も行うことを提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *システムアーキテクチャ ,  *ソフトウェア開発 ,  安全性 ,  性質 ,  創造性 ,  フレームワーク【ソフトウェア開発】 ,  モデル ,  *システム理論 ,  ソフトウェアアーキテクチャ ,  プロセスモデル
準シソーラス用語： STAMP【システム理論的アクシデントモデル】 ,  STPA【システム理論的プロセス分析】 ,  創発性

分類 (1件)： 計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (21件)：

• N. G. Leveson. Engineering a safer world: Systems thinking applied to safety. MIT press, 2011.
• ニック・ロザンスキ, オウェン・ウッズ, 監訳 : 榊原彰, 訳 : 牧野祐子. ソフトウェアシステムアーキテクチャ構築の原理 第二版 (Software Systems Architecture). SB Creative, 2014.
• N. G. Leveson, M. P. E. Heimdahl, and J. D. Reese. Designing Specification Languages for Process Control Systems: Lessons Learned and Steps to the Future?, pp. 127-146. Springer, Berlin, Heidelberg, 1999.
• J. Thomas. Extending and Automating a Systems-Theoretic Hazard Analysis for Requirements Generation and Analysis. PhD thesis, MIT, 2013.
• W. Young and N. G. Leveson. An integrated approach to safety and security based on systems theory. Communications of the ACM, 57(2):31-35, 2014.

タイトルに関連する用語 (6件)： システム理論 ,  STAMP ,  StpA ,  ソフトウェアアーキテクチャ ,  分析 ,  提案