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J-GLOBAL ID：201702211203898537   整理番号：17A1511649

隣接農地からの残存自然植生への外来植物種の風による分散【Powered by NICT】

Wind dispersal of alien plant species into remnant natural vegetation from adjacent agricultural fields

著者 (1件)： Egawa Chika (Institute for Agro-Environmental Sciences, NARO, 3-1-3 Kannondai, Tsukuba, 305-8604, Japan)
資料名： Global Ecology and Conservation  (Global Ecology and Conservation)
巻： 11  ページ： 33-41  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3037A  ISSN： 2351-9894  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 外来種の種子散布に関する知識は断片化された自然生息地における侵入リスクを管理するために重要である。風分散に焦点を当てて,本研究では,残留自然沼沢地は北部日本,北海道における隣接牧草地から分散した外来種の種子を受ける空間的および定量的程度を評価した。牧草地から1 2 5 10 20 30 50,および100mの距離で沼沢地における80漏斗種子トラップを確立した。各距離で種子落下における外来種の割合を定量化し,牧草地からの第九十九パーセンタイル分散距離は分散カーネルを構築することにより各外来種に対して評価した。限界水路と沼沢地および牧草地の間の高度差の存在にもかかわらず,五外来種,風分散のための修正種子構造を持たない四草を含む種子を分散させた沼沢地。これらの外来種は量の点で種子雨の65.9%までを占めていた。外来種の九十九パーセンタイル分散距離は3.8mから309.3mの範囲であり,これらの距離はそれらの機能的形質に基づいて予測された値より長く,終末速度である。本研究の結果は,農地派生外来種の多数の種子を風分散による残存植生に輸送されたこと,および機能的形質に基づく分散距離の簡単な予測は,外来種が到達できる潜在的地域を過小評価することを示した。農地(種子の漏れを減らすため)の両方と残存植生(外来種の定着を防ぐために)における連続管理が農業景観における生物学的侵入からの天然植生を保護する必要がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *風 ,  沼沢地 ,  外来種 ,  日本 ,  *農地 ,  生息場所 ,  北海道 ,  水路 ,  牧草地
準シソーラス用語： 農業景観 ,  過小評価 ,  種子落下 ,  侵入 ,  *外来植物 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 農業景観 ,  生物学的侵入 ,  繁殖体圧力 ,  レムナント植生 ,  風による分散

分類 (3件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物生態学  (EE02000E) ,  森林の天然更新  (FF03030W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 農地 ,  残存 ,  外来植物 ,  風