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J-GLOBAL ID:201702211210918411   整理番号:17A0331554

イラクのクルド地域における核果類害虫としてのタマムシ類の生態

著者 (3件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 170-175  発行年: 2017年03月01日 
JST資料番号: G0617A  ISSN: 0037-4091  CODEN: SHBOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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イラクのクルド地域は農業が盛んで,穀物,野菜,果樹が栽培されている。果樹はモモ,アンズ,スモモ等の核果類を中心にブドウ,ザクロ,オリーブ等が栽培されている。核果類の栽培は整枝剪定,摘果,袋掛けなどの栽培管理はほとんど行われない。害虫はタマムシ類,カミキリムシ類,シンクイムシ類,アブラムシ類,ハダニ類の被害があり,特にタマムシ類の被害が激しい。タマムシ類の被害はモモが最も多い。核果類を加害するタマムシ類は7種が確認さてているが,主要種は大型のCapnoidis tenebrionisと小型のSphenoptera dhia-ahmediの2種である。これらによる被害及びC.tenebrionisの生態について解説する。クルド地域では生物農薬や土着天敵への期待があり,総合的害虫管理の重要性は認識されているが,タマムシ類に関する調査・研究は始まったばかりで今後の課題である。殺虫剤(昆虫寄生性線虫剤,クロルピリホス剤)のタマムシ成幼虫に対する防除効果は高いが,当地域では化学農薬に対する抵抗感が強い。当面考えられる防除技術として網掛け栽培,成虫の捕殺などの可能性を解説する。
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分類 (2件):
分類
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  果樹 
引用文献 (5件):
  • 藤家 梓 (2013): 国際農林業協力 36(4): 10~15.
  • MARANNINO, P. and E. DE LILLO (2007) : Ann. soc. entomol. Fr. (n.s.) 43(2): 145-154.
  • MFARREJ, M. F. B. and N. S. SHARAF (2010) : Jordan Journal of Agricultural Sciences 6(4) : 579-589.
  • Ministry of Agriculture & Water Resources, Kurdistan Regional Government (2011) : Local and import fruits and vegetables in 2011, MoAWR, Erbil, 73pp.
  • Project on Horticulture Technology Improvement and Extension (MoAWR-JICA) (2013) : Baseline survey report Farm management survey Erbil, Dohuk & Sulaimania Governorates-, Project Horti-Gasha (MoAWR-JICA) , Erbil, 92 pp.
タイトルに関連する用語 (5件):
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