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J-GLOBAL ID:201702211251458118   整理番号:17A1423882

魚骨からのHA/β-TCP二相セラミックの調製と特性化【Powered by NICT】

The preparation and characterization of HA/β-TCP biphasic ceramics from fish bones
著者 (7件):
資料名:
巻: 43  号: 15  ページ: 12213-12220  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0705A  ISSN: 0272-8842  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,物理化学的特性化を観察し,魚骨から生成したHA/β-TCP二相性リン酸カルシウムセラミック(BCP)の生体適合性を評価することである。さらに,魚骨の焼成後にBCPの形成の機構を考察した。三種類の魚骨(Salmo salar,Anoplopoma fimbriaとイワシ)のをマッフル炉中で600°Cから1100°Cの範囲の異なる温度で調製し,焼成した1時間であった。焼成骨をX線回折(XRD),Fourier変換赤外分光法(FTIR),熱重量分析(GTA),誘導結合プラズマ原子放出分光法(ICP OES),X線蛍光(XRF),走査電子顕微鏡(SEM)により分析した。in vitro細胞毒性評価は二相性セラミックスの生体適合性を評価するために用いた。BCP材料は700°C以上の焼成によるあらゆる種類魚骨から生成し,炭酸化ヒドロキシアパタイトと多重微量元素も焼成した骨で見出された。温度の増加に伴い,HA/β-TCP比を変えて,主要な有機成分は徐々に除去された。900°C以上での上昇温度で炭酸化ヒドロキシアパタイトは消失した。上昇温度も最終的にBCP粒径の増加をもたらすことを結晶成長を引き起こし,メソ多孔性構造に影響した。BCP材料はin vitro細胞毒性評価における間葉系幹細胞(MSC)に明らかな細胞毒性を持たないことを確認した。700°C以上でか焼したときカルシウム欠乏ヒドロキシアパタイト(CDHA)はHAとβ-TCPに分解できることを魚骨の主要無機成分を構成している可能性がある800 900°Cはβ-TCP,炭酸化ヒドロキシアパタイトを含むBCP材料を作製し,固有のメソ孔性構造を保持する最適温度であると考えられている良好な生体適合性を有している。ユニークな組成と構造により,これらの三種類の魚骨派生BCP材料は生物医学的応用のためのバイオセラミック足場を製造するために適用できる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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医用素材  ,  セラミック・磁器の性質 

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