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J-GLOBAL ID:201702211307791928   整理番号:17A0320716

バシトラシン固定化によるチタンの生体機能化は,抗菌,骨形成と還元マクロファージ炎症の可能性を示す【Powered by NICT】

Biofunctionalization of titanium with bacitracin immobilization shows potential for anti-bacteria, osteogenesis and reduction of macrophage inflammation
著者 (5件):
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巻: 145  ページ: 728-739  発行年: 2016年 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チタンは整形外科や歯科分野で広く使用されているが,Tiの不活性な性質は,骨細胞増殖,骨形成分化および抗菌能力を促進する応用に不適としている。本研究の目的は,ポリペプチド抗生物質バシトラシンの抗微生物活性と生体機能を調べ,バシトラシンとチタンを共有結合固定化することによって多機能性チタンインプラントを得た。結果はバシトラシンは黄色ぶどう球菌とメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の両方に低最小発育阻止濃度(MIC)を有し,500μg/mLまでのヒト骨髄間葉系幹細胞(hBMSCs)に非細胞毒性濃度であることを示した,さらに,バシトラシンは,hBMSCの骨形成分化を改善することができた。走査電子顕微鏡(SEM)およびX線光電子分光法(XPS)の結果は,バシトラシンは,チタンの表面上に共有結合で固定化されたことを示した。固定化バシトラシンを固定化したチタンの親水性を改善することができた。抗菌アッセイの結果は,共有結合固定化バシトラシンは優れた抗菌特性を有し,バシトラシンを固定化したチタンは,細菌接着とコロニー形成を阻害することを示した。細胞生物学実験の結果は,バシトラシンを固定化したチタンは,hBMSCの接着,増殖および骨形成分化を改善できることを証明した。もマクロファージであったバシトラシンを固定化したチタンの表面に広がったまたは活性化することは困難であることを見出し,炎症因子の分泌が阻害された。結論として,新しいバシトラシンを固定化したチタンは優れた抗菌性,優れた細胞生物学性能,および抑制炎症を含むマルチ生体機能,興味をそそる応用展望を持つ。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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医用素材  ,  抗細菌薬の基礎研究 

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