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J-GLOBAL ID:201702211433927301   整理番号:17A2006379

りん脂質膜中の脂質鎖の飽和とコレステロールは親油性染料ナイルレッドの分光学的性質に影響を及ぼす【Powered by NICT】

Lipid chain saturation and the cholesterol in the phospholipid membrane affect the spectroscopic properties of lipophilic dye nile red
著者 (6件):
資料名:
巻: 191  ページ: 104-110  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0128B  ISSN: 1386-1425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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組成の効果と発光スペクトルに及ぼすりん脂質膜の相状態,親油性蛍光プローブナイルレッドの異方性と寿命を研究した。コレステロールを含む膜中のナイルレッドの蛍光スペクトルもりん脂質膜に及ぼすコレステロールの影響への洞察を得るために研究した。飽和および不飽和リン脂質の流体相中のナイルレッドの最大発光波長(λ_em)は,~10nmで異なることがわかった。λ_emも膜の鎖長と電荷に依存しないことが分かった。λ_emはゲル相における温度に強く依存した。λ_emと回転拡散速度は減少するが,異方性と寿命は飽和phosoholipids,のような,液体秩序相におけるジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)のコレステロール濃度の増加と共に顕著に増加した。しかし,これらの分光学的特性は,不飽和りん脂質の1例,などで有意に変化させ,液体無秩序相におけるdioleoylホスファチジルコリン(DOPC)しなかった。興味深いことに,脂質-コレステロール膜の存在下での赤色端励起シフト(REES)はコレステロールの存在下での脂質の運動制限による回転拡散の変化の直接的な結果である。本研究では,膜組成と細胞生物学および生物物理学的分野の広い範囲で利用できる蛍光スペクトル特徴を提供する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  有機化合物の物理分析  ,  生体膜一般 

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