文献

J-GLOBAL ID：201702211453303367   整理番号：17A1703589

側坐核GABA_A受容体の刺激は自由行動ラットの側坐核におけるデルタ2-ではなくdelta1-,オピオイド受容体を介したドーパミン流出を阻害する【Powered by NICT】

Stimulation of accumbal GABA_A receptors inhibits delta2-, but not delta1-, opioid receptor-mediated dopamine efflux in the nucleus accumbens of freely moving rats

著者 (5件)： Aono Yuri (Department of Pharmacology, Nihon University School of Dentistry at Matsudo, 2-870-1 Sakaecho-Nishi, Matsudo, Chiba 271-8587, Japan) ,  Kiguchi Yuri (Department of Pediatric Dentistry, Nihon University School of Dentistry at Matsudo, 2-870-1 Sakaecho-Nishi, Matsudo, Chiba 271-8587, Japan) ,  Watanabe Yuriko (Department of Oral surgery, Nihon University School of Dentistry at Matsudo, 2-870-1 Sakaecho-Nishi, Matsudo, Chiba 271-8587, Japan) ,  Waddington John L. (Molecular and Cellular Therapeutics, Royal College of Surgeons in Ireland, St. Stephen’s Green, Dublin 2, Ireland) ,  Saigusa Tadashi (Department of Pharmacology, Nihon University School of Dentistry at Matsudo, 2-870-1 Sakaecho-Nishi, Matsudo, Chiba 271-8587, Japan)
資料名： European Journal of Pharmacology  (European Journal of Pharmacology)
巻： 815  ページ： 18-25  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0841A  ISSN： 0014-2999  CODEN： EJPHAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 側坐核は抑制性神経伝達を低下させる可能性があることをδ-オピオイド受容体を含んでいた。δ-オピオイド受容体活性化による側坐核ドーパミン放出のGABA_A受容体を介した抑制の減少は側坐核GABA_A受容体を刺激することにより抑制されるべきである。δ-オピオイド受容体はデルタ2とデルタ1オピオイド受容体に分けられるとして,in vivo微小透析を用いた自由運動ラットにおけるデルタ2とデルタ1オピオイド受容体を介した側坐核ドーパミン流出に及ぼすGABA_A受容体作動薬ムスシモールの影響を分析した。薬物は透析プローブを介して脳内投与した。化合物の用量は,2550分注入時(mol)を投与された総量を示した。デルトルフィンII(25.0nmol)-及びデルタ1オピオイド受容体作動薬DPDPE(5.0nmol)-ドーパミン流出の誘導性増加デルタ2オピオイド受容体作動薬はデルタ2オピオイド受容体きっ抗薬ナルトリベン(1.5nmol)とデルタ1オピオイド受容体きっ抗薬7-ベンジリデンナルトレキソン(150.0pmol)により阻害された。ムスシモール(250.0pmol)は,デルトルフィンII(25.0nmol)誘発ドーパミン流出を阻害した。デルトルフィンII(25.0nmol)誘発ドーパミン流出に影響を与えなかった,GABA_A受容体きっ抗薬ビククリン(50.0pmol)は,デルトルフィンII誘発ドーパミン流出に対するムスシモールの阻害効果を無効にした。ムシモール(250.0pmol)およびビククリン(50.0及び500.0pmol)も,DPDPE(5.0nmol)誘発ドーパミン流出を変化させた。本結果はドーパミン作動性活性の側坐核GABA_A受容体を介した抑制の減少は側坐核ドーパミン流出のデルタ2オピオイド受容体誘発性増加を作り出すのに必要であることを示した。本研究では,側坐核GABA作動性介在ニューロンの細胞体および/または終末におけるデルタ2がデルタ1オピオイドない受容体の活性化はGABA放出を阻害し,従って,ドーパミン作動性神経終末のGABA_A受容体仲介阻害を減少させ,増強された側坐核ドーパミン流出をもたらすことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 微小透析 ,  神経伝達 ,  脳内投与 ,  *側坐核 ,  プローブ ,  *受容体 ,  神経終末 ,  *オピエート受容体 ,  *麻薬性鎮痛薬 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  第一アミン ,  窒素複素環化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  アミノアルコール ,  オリゴペプチド ,  カテコールアミン
準シソーラス用語： 介在ニューロン ,  アゴニスト , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： GABA_A受容体 ,  δ2オピオイド受容体 ,  デルタ1オピオイド受容体 ,  坐核 ,  ドーパミン ,  微小透析

分類 (2件)： 向精神薬の基礎研究  (GW03100Y) ,  たんでき性鎮痛薬・麻薬の基礎研究  (GW03080Z)

物質索引 (4件)： GABA ,  ムスシモール ,  デルトルフィンII ,  ドーパミン

タイトルに関連する用語 (11件)： 側坐核 ,  受容体 ,  刺激 ,  行動 ,  ラット ,  デルタ ,  Delta1 ,  オピオイド受容体 ,  ドーパミン ,  流出 ,  阻害