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J-GLOBAL ID:201702211498553576   整理番号:17A1112906

活性化転写因子5欠損マウスの包括的な行動分析

Comprehensive Behavioral Analysis of Activating Transcription Factor 5-Deficient Mice
著者 (9件):
資料名:
巻: 2017  号: July  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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活性化転写因子5(ATF5)は,塩基性ロイシンジッパー転写因子CREB/ATFファミリーメンバーである。著者らは以前,ATF5欠損(ATF5-/-)マウスが,介在ニューロンの供給障害のために異常な嗅球発生を示したことを報告した。ATF5は脳内で広く発現しており,ニューロンの増殖および発達の調節に関与しているが,ATF5の高次脳における生理学的役割は未知のままである。著者らの目的は,高等脳におけるATF5の生理学的役割を調べることである。ATF5-/-マウスおよび野生型同腹仔を使用して,包括的な行動分析を行った。ATF5-/-マウスは,開放フィールドテストで異常な運動行動を示した。また,明暗遷移試験および開放フィールド試験において,異常な不安様挙動も示した。さらにATF5-/-マウスは,クローリーの社会的相互作用試験において,社会的相互作用が減少し,野生型と比較してホットプレート試験において疼痛感受性が増加した。野生型と比較して,ATF5-/-マウスのT字迷路試験での行動の柔軟性は低下していた。さらに,ATF5-/-マウスは,いくつかの脳領域におけるモノアミン神経伝達物質レベルの障害を示すことを実証した。これらの結果により,ATF5欠損が異常な行動および脳におけるモノアミン神経伝達物質レベルの障害を誘発することが示された。ATF5-/-マウスの行動異常は,モノアミンレベルの障害による可能性があった。これらの知見から,ATF5-/-マウスはいくつかの精神障害のユニークな動物モデルであることが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 
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