文献

J-GLOBAL ID：201702211698422436   整理番号：17A0575033

炭素ケージに包まれたニッケルクラスタの生成 新しい内包メタロフラーレン合成を目指して

Formation of Nickel Clusters Wrapped in Carbon Cages: Toward New Endohedral Metallofullerene Synthesis

著者 (11件)： SINITSA Alexander S. (National Res. Centre “Kurchatov Inst.”, Moscow, RUS) ,  CHAMBERLAIN Thomas W. (Univ. Leeds, Leeds, GBR) ,  ZOBERBIER Thilo (Ulm Univ., Ulm, DEU) ,  LEBEDEVA Irina V. (Universidad del Pais Vasco, San Sebastian, ESP) ,  POPOV Andrey M. (Inst. Spectroscopy, Russian Acad. Sci., Moscow, RUS) ,  KNIZHNIK Andrey A. (National Res. Centre “Kurchatov Inst.”, Moscow, RUS) ,  KNIZHNIK Andrey A. (Kintech Lab Ltd., Moscow, RUS) ,  MCSWEENEY Robert L. (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  BISKUPEK Johannes (Ulm Univ., Ulm, DEU) ,  KAISER Ute (Ulm Univ., Ulm, DEU) ,  KHLOBYSTOV Andrei N. (Universidad del Pais Vasco, San Sebastian, ESP)
資料名： Nano Letters  (Nano Letters)
巻： 17  号： 2  ページ： 1082-1089  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： W1332A  ISSN： 1530-6984  CODEN： NALEFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 内包メタロフラーレン(EMF)の生物学,薬学,分子エレクトロニクスへの応用の高いポテンシャル,および最近のEMF合成努力にもかかわらず,従来の合成法で到達できるEMFの種類は限られており,また例えば後期遷移金属のEMFを含まない。本報はカーボンナノチューブをナノ反応器とし,非晶質炭素により囲まれた金属クラスタの収差補正高分解能電子顕微鏡(AC-HRTEM)中における電子照射により開始されるEMF生成法を提案し,本法をニッケルEMFの合成に応用した。AC-HRTEMの使用によって新しい,従来達成できなかったナノオブジェクトの合成のみならず,構造変化のその場機構の研究が可能であった。電子照射効果のモデリングのための現状技術による分子動力学シミュレーションによって実験結果を説明し,バルクEMF合成条件と観測されたプロセスを関連づけた。

シソーラス用語： *フラーレン ,  *包接化合物 ,  ニッケル ,  クラスタ ,  カーボンナノチューブ ,  炭素材 ,  高分解能電子顕微鏡 ,  *電子照射 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： *メタロフラーレン ,  *内包フラーレン ,  非晶質炭素 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (3件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  放射線化学反応  (CB09020M)

タイトルに関連する用語 (6件)： 炭素 ,  ケージ ,  ニッケル ,  クラスタ ,  内包 ,  メタロフラーレン