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J-GLOBAL ID：201702211699444974   整理番号：17A0684340

パイロクロア格子系に創出する高性能熱・エネルギー変換材料の開拓

High-Performance Energy Conversion Materials with the Pyrochlore Lattice

著者 (2件)： 岡本佳比古 (豊田理研) ,  岡本佳比古 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 豊田研究報告  (Reports of Toyota Physical and Chemical Research Institute)
号： 70  ページ： 196-197  発行年： 2017年05月29日 
JST資料番号： G0667A  ISSN： 0372-039X  CODEN： TOKHA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本研究では,CsW₂O₆の良質な焼結体試料と単結晶試料を合成し,熱電変換性能を評価。
・Cs₂WO₄,W0₃,およびWO₂粉末を混合・圧粉し,さらに石英管に真空封入し,これを873Kで24h保ち,その後急冷することCsW₂O₆多結晶試料を作成。
・得られたCsW₂0₆粉末を放電プラズマ焼結法により773Kで15min加圧焼結させることで良質なCsW₂0₆焼結体試料を得,それを用いて気相輸送法によりCsW₂O₆単結晶試料を合成。
・βパイロクロア酸化物CsW₂O₆において,d電子の多自由度・パイロクロア格子に起因する幾何学的フラストレーション・Cs⁺イオンのラットリングが共存し,高い熱電変換特性が実現。
・CsW₂O₆の焼結体試料と単結晶試料の熱電特性の評価を行うことにより,両試料が金属としては大きな熱起電力と,ガラス並みの小さな熱伝導率を示すことを実証。

シソーラス用語： *パイロクロア型結晶 ,  *タングステン酸塩 ,  *セシウム化合物 ,  *焼結体 ,  *単結晶 ,  放電プラズマ焼結 ,  気相成長 ,  *熱電気変換 ,  熱起電力 ,  熱伝導率

分類 (3件)： 金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  その他の無機化合物の電気伝導  (BM03044O)

引用文献 (2件)：

• D. Hirai et al., Phys. Rev. Lett. 110, 166402(1-5) (2013).
• R. J. Cava et al., J. Solid State Chem. 103, 359-365 (1993).

タイトルに関連する用語 (5件)： パイロクロア ,  格子 ,  創出 ,  エネルギー変換 ,  開拓