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J-GLOBAL ID：201702211725571419   整理番号：17A0270007

長期係留観測によって明らかにされた女川湾の短期流動変動

Short-term flow fluctuations in Onagawa Bay, Japan, as revealed by long-term mooring observation

著者 (7件)： TAKAHASHI Daisuke (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  KANEKO Kenji (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  GOMI Yasushi (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  MINEGISHI Yuki (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  SHOJI Michihiro (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  ENDO Hikaru (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  KIJIMA Akihiro (Tohoku Univ., Miyagi, JPN)
資料名： Journal of Oceanography  (Journal of Oceanography)
巻： 73  号： 1  ページ： 67-86  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： G0159B  ISSN： 0916-8370  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2011年東北大地震以後の女川湾の中央部南側での短期間流動の変動を2013年5月~2014年4月の係留データと海洋観測データによって調べた。短期流動変動は15~27日と10日以下の周期バンドで卓越していた。この変動の主方向は局所的等深線に沿うもので,殆ど北向きである。この流れの変動は同じ周期バンドでの北東向きの風の変動と対応し,特にこの関係は秋から冬に明瞭である。これらの結果から北向きの流れは風に起因する順圧的な沿岸ジェットであると推定された。等深線を横切る東向きの流れは湾口を経る流入・流出と関係している。夏には下層での流出と流入の反転が見られ,冬には流れは鉛直的に一様である。夏の流れの反転は密度の水平勾配による重力的な循環とみなされる。

シソーラス用語： 海洋観測 ,  *湾 ,  *海流 ,  風成循環 ,  沿岸 ,  内部波 ,  宮城県 ,  係留観測 ,  長期観測 ,  内部潮汐 ,  *流体流
準シソーラス用語： 沿岸ジェット ,  *女川湾 ,  風強制

分類 (1件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G)

引用文献 (29件)：

• Csanady GT (1973) Wind-induced barotropic motions in long lakes. J Phys Oceanogr 3:429-438
• Csanady GT (1974) Barotropic currents over the continental shelf. J Phys Oceanogr 4:357-371
• Csanady GT (1982) Circulation in the coastal ocean. D. Reidel, Holland
• Emery WJ, Thomson RE (2001) Data analysis methods in physical oceanography, 2nd rev edn. Elsevier, Amsterdam
• Gill AE (1982) Atmosphere-ocean dynamics. Academic Press, New York

タイトルに関連する用語 (4件)： 長期 ,  係留観測 ,  短期 ,  流動