抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,日本パレットレンタル社の,RFIDを利用したパレット管理について紹介する。これは,パレットを1枚ごとにリアルタイムで管理しようという試みである。特徴は,貸出ポイント,返却ポイントで共通する設備であるフォークリフトにRFIDリーダを装着し,リフトに搭載されているパレットを自動識別することにある。このとき,それ以外のパレットからの信号を除く必要があるが,それらがフォークリフトの移動に伴い消えていく性質を利用して除去するアルゴリズムを開発した。これを搭載したフォークリフトを「Tag Reading Fork」として商標登録している。パレットが返却されてくると,フォークリフトがトラックからパレットを降ろし,庫内の所定の場所に運搬する。このとき,センサーでパレットのRFIDを読み取って,正確に個体識別し,データをクラウドにアップする。現在,全デポへの導入を進めるとともに,外販も計画している。