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J-GLOBAL ID：201702211967836024   整理番号：17A1380511

りん可給性に依存する微生物バイオマス中の炭素およびりんのターンオーバ【Powered by NICT】

Turnover of carbon and phosphorus in the microbial biomass depending on phosphorus availability

著者 (2件)： Spohn Marie (Soil Biogeochemistry, Bayreuth Center of Ecology and Environmental Research (BayCEER), University of Bayreuth, Bayreuth, Germany) ,  Widdig Meike (Soil Biogeochemistry, Bayreuth Center of Ecology and Environmental Research (BayCEER), University of Bayreuth, Bayreuth, Germany)
資料名： Soil Biology & Biochemistry  (Soil Biology & Biochemistry)
巻： 113  ページ： 53-59  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0628A  ISSN： 0038-0717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 土壌微生物バイオマス(SMB)中の元素の平均滞留時間(MRT)の調整は,微生物群集は貧栄養環境への適応とその要素バイオマス比を維持する重要なプロセスである可能性がある。しかし,SMBにおける炭素(C)とリン(P)のような元素のターンオーバーは,部分的には,方法論的課題にほとんど知られていない。~14Cおよび~33Pによる微生物DNAの標識に基づくSMBのCおよびPのMRTを決定する最初の研究である。は五種類の異なる量のPを施肥した温帯中湿性草地からの表土のSMBのCおよびPのMRTを研究しこの目的のために,土壌は~14C-グルコースと~33Pりん酸で標識し,24時間インキュベートし,土壌微生物DNAにおける~14Cおよび~33Pを決定した。CおよびPのMRTはDNAのCとP含有量,および土壌微生物バイオマスCと微生物DNAは直線的に相関しているという観察に基づいて計算した。SMB中のCのSMB-CとMRTはPの利用性によって影響を受けなかったが,微生物群集は,Pアベイラビリティの減少と共に18.1から39.0日までバイオマス中のPのMRTを有意に増加させた。著者らの結果は,SMBにおける個々の要素のMRTの調整は,非常に高いCへの栄養塩比を持つ基質を分解する場合の微生物は貧栄養環境に適応し,それらのバイオマス元素比を維持することができる重要な過程であることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *炭素 ,  草原 ,  土壌微生物 ,  *微生物 ,  *リン ,  *植物利用性 ,  アベイラビリティ ,  DNA【核酸】 ,  *ターンオーバー ,  栄養塩類 ,  温帯 ,  インキュベート ,  *バイオマス
準シソーラス用語： 土壌微生物バイオマス ,  *微生物バイオマス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 要素ターンオーバ時間 ,  土壌栄養素循環 ,  土壌微生物群集 ,  りんの吸収 ,  DNAの同位体標識 ,  Stoichiometry

分類 (1件)： 土壌生物  (FB04050N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 可給性 ,  微生物バイオマス ,  炭素 ,  りん ,  ターンオーバ