抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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農作物を効率的に流通・販売するために収穫時期の正確な予測が求められている。特にトマトの収穫時期を予測することは,様々な要因が複雑に関係しているため困難であることが知られている。我々はトマトの成熟に伴って変化する成分値変化に着目し,スペクトルカメラによって撮影した分光画像をニューラルネットワークを用いて解析した。千葉・熊本の協力農家で撮影したトマトの分光画像と,TensorFlowを用いたニューラルネットワークによる解析の結果,5日前のトマトであれば誤差2日以内で予測可能であることが分かった。また,多段のニューラルネットワークを用いてもそれほど効果は見られず,糖度などの成分値を反映していると考えられる近赤外線の領域を学習しても大きな効果は見られなかった。これらの結果から,5日より以前の予測精度を高めるためには,ニューラルネットワークの再設計と,トマトそのものの大きさなどを考慮する必要があると考えられる。(著者抄録)