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J-GLOBAL ID：201702212065178997   整理番号：17A0182615

含水率が火災加熱を受ける木材の力学的性能へ及ぼす影響-多様な含水状態におけるスギ及びケヤキの高温時ヤング係数・曲げ強度の測定-

INFLUENCE OF WATER CONTENT ON THE MECHANICAL PROPERTIES OF WOOD EXPOSED TO FIRE-Young’s modulus and bending strength of Cryptomeria Japonica and Zelkova serrate under various water-containing states at elevated temperature-

著者 (7件)： 加來千紘 (早稲田大 大学院) ,  長谷見雄二 (早稲田大 理工学術院) ,  上川大輔 (森林総合研) ,  鈴木達朗 (早稲田大 大学院) ,  安井昇 (早稲田大 理工研) ,  腰原幹雄 (東大 生産技研) ,  長尾博文 (森林総合研)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 732  ページ： 299-308  発行年： 2017年02月28日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火災加熱を受ける木構造部材の力学的性能に与える含水率の影響を検討した。高い含水率が木構造部材の力学的性能を低下させ,火災加熱時に荷重支持が期待される比較的低温の部分の非損傷性を低下させる危険性がある。水分の蒸発が顕著とならない100°C未満の温度範囲で,大断面木構造部材に用いられるスギおよびケヤキ製材の無欠点試験体について曲げ試験を実施した。すなわち,含水率が5%以下,5~15%,15~30%,30%超の各試験群に対する試験を通じて,4つの温度帯(常温および50°C,80°C,95°C)でヤング率および曲げ強度を算定した。含水率が30%以下の場合,50°C以上の温度下においても含水率の増加に伴いヤング係数が低下し,温度が高いほど含水率に対するヤング係数の低下は大きくなるとの結果を得た。

シソーラス用語： *木構造 ,  *木材 ,  含水量 ,  スギ ,  ケヤキ ,  Young率 ,  曲げ強さ ,  *火災 ,  曲げ試験 ,  構造部材 ,  耐火設計

分類 (3件)： 木構造  (RA04020P) ,  火災  (RA02020B) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (8件)： 含水率 ,  火災 ,  木材 ,  力学的性能 ,  スギ ,  ケヤキ ,  ヤング係数 ,  曲げ強度