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J-GLOBAL ID：201702212068067593   整理番号：17A0512266

標識調査で明らかとなった東北地方におけるヒナコウモリVespertilio sinensisの生存期間と長距離移動

著者 (6件)： 佐藤顕義 (アルマス) ,  高橋修 (宮城野野生動物研究会) ,  秋葉保夫 (宮城野野生動物研究会) ,  峰下耕 (コウモリの保護を考える会) ,  佐々木玲子 (コウモリの保護を考える会) ,  作山宗樹 (コウモリの保護を考える会)
資料名： 森林野生動物研究会誌  (Journal of the Japanese Wildlife Research Society)
号： 42  ページ： 37-44  発行年： 2017年03月30日 
JST資料番号： L2244A  ISSN： 0916-8265  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1996年から2015年までの東北地方でのヒナコウモリの標識再捕獲調査の結果を整理した。解析は,他の研究者の記録も加え,生存期間と長距離移動について行った。生存期間最長はオスの7年9か月,既存資料でメスの11年であった。移動距離最長は,オスの599kmであった。既存資料では,オスの784kmが記録されていた。メスは,越冬期に南下または太平洋側に移動している可能性があった。

シソーラス用語： *追跡調査 ,  東北地方 ,  *コウモリ ,  期間 ,  距離 ,  *方法論
準シソーラス用語： *標識調査 ,  *ヒナコウモリ ,  生存期間 ,  移動距離 ,  *再捕獲法

分類 (1件)： 個生態学  (EE03020H)

引用文献 (48件)：

• 秋葉保夫・高橋 修・高橋雄一.1996.宮城県の野生哺乳動物.宮城野野生動物研究会,仙台,101pp.
• 藤塚治義・箕輪一博.2012.長岡市にてヒナコウモリのコロニーを発見.柏崎市立博物館館報26:59-64.
• 福井 大・百年の森ファンクラブコウモリ調査グループ.2001.羊蹄山・ニセコ山系地区翼手類調査報告(2)倶知安町百年の森周辺におけるヒナコウモリの季節的動態.小樽市博物館紀要14:133-138.
• 船越公威・入江照雄.1982.九州におけるユビナガコウモリの個体群動態 特に大瀬洞を中心として.土竜10:23-34.
• Funakoshi, K and Uchida, T.A. 1981. Feeding activity during the breeding season and postnatal growth in the Namie's frosted bat, Vespertilio superans superans. Japanese Journal of Ecology 31 : 67-77.

タイトルに関連する用語 (5件)： 標識調査 ,  東北地方 ,  ヒナコウモリ ,  生存 ,  長距離