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J-GLOBAL ID：201702212250859463   整理番号：17A0571160

SiAlONと耐熱合金のろう付け接合

著者 (5件)： 徳永透子 (北海道大学大学院工学研究院) ,  越山将行 (北海道大学大学院工学院) ,  黒川一哉 (北海道大学大学院工学研究院) ,  大野宗一 (北海道大学大学院工学研究院) ,  松浦清隆 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 81  号： 3  ページ： 143-149(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石炭火力発電では,蒸気温度を700°Cまで上げて操業する先進超々臨界圧技術の開発が進められている.この実現には700°Cという高温環境下でも耐えうる優れた耐熱材料が不可欠であ。そこで本研究では,先進超々臨界圧技術を用いた石炭火力発電に適用可能な材料の開発を念頭に,耐熱合金上へのSiAlON被覆の可能性を検討するため,304ステンレス鋼またはNi基合金INCONELX-750を対象耐熱合金とし,純Cuまたは純Agをフィラとして用いてろう付け接合を行った。その結果,1)Cu/Agをフィラ,SiAlONとSUS304(INCONELX-750)の組み合わせにおいて,それぞれ健全な接合体が得られる条件を見出した。2)SiAlON/Cu/SUS304接合体とSiAlON/Ag/SUS304接合体,SiAlON/Ag/INCONELX-750接合体は,いずれも曲げ試験によってSiAlON内部から破壊し,フィラとSiAlONが強固に接合していることが分かった。その際の曲げ強度は,それぞれ約200MPa,約270MPa,約350MPaであった。

シソーラス用語： *セラミック被覆 ,  *酸化物 ,  *窒化物 ,  *ケイ素化合物 ,  *アルミニウム化合物 ,  ニッケル合金 ,  超合金 ,  *銀 ,  *銅 ,  *ろう付 ,  *溶接性 ,  破壊試験 ,  溶接条件 ,  保持時間 ,  加熱温度 ,  *接合 ,  *皮膜 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *異種金属溶接 ,  SUS304 ,  ニッケル基超合金 ,  破断寿命 ,  *オキシナイトライド ,  *性質 ,  条件
準シソーラス用語： INCONEL X-750 ,  セラミック皮膜 ,  *酸窒化物

著者キーワード (14件)： ceramic coating ,  SiAlON ,  bonding ,  filler ,  stainless steel ,  Ni-based alloy ,  brazing ,  ceramic coating ,  SiAlON ,  bonding ,  filler ,  stainless steel ,  Ni-based alloy ,  brazing

分類 (4件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  ろう付  (WC07050C) ,  溶接条件  (WC07080J) ,  溶接性,溶接性試験  (WC07070Y)

引用文献 (8件)：

• 1) M. Fukuda: J. Japan Weld. Soc. 82(2013) 472-476.
• 2) Y. Fukaya, Y. Okumoto, A. Ikuta, H. Kuroki, K. Shinozaki and T. Kobayashi: Quarterly J. Japan Weld. Soc. 19(2001) 336-344.
• 3) D. Ferreño, I. Gorrochategui, L. Sánchez and F. Gutiérrez-Solana: Eng. Fail. Anal. 11(2004) 799-810.
• 4) H. Nakamura, S. Umebayashi and K. Kishi: J. Ceram. Soc. Japan 97(1989) 1412-1415.
• 5) A. Kohno, T. Yamada and K. Yokoi: J. Japan Inst. Met. Mater. 49(1985) 876-883.

タイトルに関連する用語 (3件)： SIALON ,  耐熱合金 ,  ろう付け接合